彼らは、農業を心から楽しんでいる専業農家で、わたしは漆山さんがつくる柚子まき柿に、一目惚れならぬ、一口惚れでした。
しかし、干し柿作りは冬場の作業なので、生産がはじまるこの時期を待ち、満を持して取材に向かったのです。柚子まき柿の作業場に入ってまず驚いたのは、干し柿のなかに巻く柚子の香りの高さでした。

「うぁぁ!なぁんていい香り!」感動しているわたしに、 奥さんの恵子さんが流暢な山形弁で面白いことを教えてくれました。
『ごの柚子はね、福島の80歳近いおばあちゃんが育でているんだけんど、そのおばあちゃんは、ごの柚子の代金さ取らんのよ』
「え?なんで?」
『そのがわり、わだしが作っている味噌をさ、送ってくれればいいっでいうの』
「じゃぁ、物々交換?」
『そうなのよぉ。面白いおばあちゃんだぁ』
この福島のおばあちゃんは、柚子生産の北限と言われている土地で、無農薬で柚子を育てているのだそうで、収穫の時期には、おばあちゃんの柚子を買いに来る方が結構いるのだそうです。
(ただし、わたしは現地取材をしていませんので、カタログには無農薬とは謳っていません)
そして肝心の柚子まき柿作りですが、これが全部手作業なんです。

まず、干しあがった柿のなかでも、特にたっぷりと甘みが詰まってそうな柿を選び、ヘタを取った後、みかんの皮をむく要領で手で開いていき、すのこの上に広げていきます。
その上に、先ほどの柚子の皮のみを千切りにして海苔巻の具を入れるように横一列に並べ、さらに胡桃を同じように重ねて並べて、巻き上げていくのです。
形を整えながら、きゅっきゅっと巻いていき1本仕上げたら、次の柚子まき柿をきゅっきゅっと巻いていく。手間のかかる作業は、啓子さんが全て行っていくのです。
この手作業こそ、わたしの干し柿に対する既成概念を見事にくつがえしてくれた、美味しさの源なんですねぇ。それから、漆山さんが作る干し柿には、発色などの役割を果たす硫黄燻蒸を行っていません。
天日干しをするときも、その年の気候に合わせて柿を干す時期や期間を決め、大量生産のときのようにギュウギュウに詰めて干しません。
ひとつずつしっかりと風を受けられるようにゆったりと干していき、それが終わると自宅の横の作業場で薪を焚いて乾燥させていくんです。
『強制的に温風で乾かしてしまうど、表面となかの具合がな、よくなかっべや』レトロな薪ストーブが発する熱は、確かに懐かしく焚き火の匂いがするんですよね。
それが、ここまで小さくなって、凝縮した甘みになるんです。

あー、よかった。漆山さんの柚子まき柿に出会えてよかった。この柚子まき柿は、一度食べる価値ありますよ。干し柿が大好きなわたしの母親にも贈ってあげました。残りわずかですのですので、急いでくださいね!

商品のご購入はこちらから!
・漆山さんのゆずまき柿 1本
・漆山さんのゆずまき柿 2本
自分にしか読めない雑な文字で、各地の地名や生産者の名前を書き加えていくのですが、先日は2006年12月のカレンダーに真っ先に書き込まれた生産者を取材してきました。
正直言うと、わたし子供の頃は干し柿が大嫌いだったんです。ベタッと甘くてくにゃっとした食感が、どうにも馴染めなかったし、大人になってもその思いは同じでした。
しかし、この柚子巻き柿を初めて口にしたとたん、あれだけ避けてきた干し柿に対しての偏見が、ウソのように消えてしまったんです。

「え?なにこれ。おいしすぎる!」
砂糖を使ってんじゃないの?と思うほど甘いけど、その甘さがまさに大地の恵みを思わせるし、食感もしゃんと引き締まっている。
それに干し柿のなかに巻いてある柚子とくるみが、抜群の立ち位置で干し柿の甘さを支えているんです。
こっ、これはナンなんだぁ!あんなに嫌いだった干し柿に感動してしまうなんて、そんなこと考えたこともなかった。
わたしは早速、生産者であり農家の漆山さんに連絡をいれて、一路山形に向かい、数は少ないものの、数量を確保。

しかしながら、その頃はまだ夏だったので、干し柿と柚子巻き柿の生産の両方を観ることができる時期に再度取材に伺うことにしていたんで、今週待ちに待った取材に向かうことになったんです。
新幹線に揺られること、約3時間。
山形のちいさな温泉街からさらに10分ほど車を走らせたところにある、漆山さんの自宅に向かうと、軒先には数え切れないほどの吊るし柿が干してあり、まさに田舎の農家然とした風景が目に飛び込んでくる。
「こんにちは!」と作業場のドアを開け中に入ると、そこでは漆山さんが縄に吊るした干し柿の出来を確認しているところでした。
殺菌と発色の効果があるという硫黄で燻蒸をしていないから、他の干し柿と比べて色が茶色いものの、その姿はとても愛嬌がありなんだか干し柿の一つ一つがニコニコしている感じ。
子供の頃のイメージにある“しょぼくれた”ような印象が、全くないのが不思議。
漆山家では、干し柿にするまでの作業はご主人の輝彦さんが、そして柚子まき柿にする作業は奥さんの啓子さんが担当しているとのこと。
それでは、完成した干し柿を使って、柚子巻き柿を作ってみせていただけますか?とお願いして、選別場の奥にある柚子巻き柿の作業場に入って驚いた!
「うぁぁ!なぁんていい香り!」
・・・・つづく。

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・漆山さんのゆずまき柿 1本
・漆山さんのゆずまき柿 2本
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「セコムの食」のバイヤーはわたしだけで、各カタログでは新商品を20アイテム前後、多いときには30アイテムくらい掲載しているので、不思議だと思われる方も多いようです。
わたしに限らず、専門職の人は特にそうだと思うのですが、自分の仕事に関連するものを目にするとついつい見入ってしまったりしてしまいますよね。
で、わたしの場合、食品すべてということになりますので、ありとあらゆる場面において知り得た食べ物が対象ということになります。
3度の食事はもちろんのこと、街を歩いているときも、テレビを見ているときも、友達と何気ない会話をしているときも常にアンテナを張っている状態です。
そして、この子持ち鮎のなれ寿司は、食通の友人諸氏と旅行に出たときに出会ったものでした。
そのとき宿泊した比良山荘という宿は、山の幸をおいしく食べさせてくれるところ。大雪のなか、賑やかに日本酒を飲み口福を満喫していたところに、出てきた小さな皿。
女将さんから「鮎のなれ寿司です」と説明を受けた瞬間、鮒寿司と同じくらいの個性が頭をよぎり、 急いで、おちょこに日本酒を注ぎ足して、準備万端。

初めて食べる鮎のなれ寿司に味覚は興味津々で、ゆっくりと口に運んだところ、、、、。
『え? これ、想像とちがう。何てやわらかい味なの!』
品の良い鮎が、乳酸発酵によって生まれた酸味に包まれ身はクッと締まり、卵には独特のほのかな甘みが残っている。
ぜーんぜん違う。 鮒寿司とは明らかに違う。鮒寿司ほど食べる人を選ばないし、身もおいしければ一緒に漬け込んだ白飯もおいしい。
これはイケる!
商品もイケるけど、酒もイケる。まずい!飲みすぎてしまうー、しまうーっ。
しまった。 (>_<)
だけど、いくら二日酔いだって、仕事のことは決して忘れることはない。
東京に戻ってからほどなく、比良山荘のご主人の伊藤さんに連絡を入れて、カタログへの掲載を打診。

これまで外に向けて販売した経験がないということで、あれこれ考えるところもあったそうなのですが、
「今、漬け込んでいる量で、まかなえるのであれば」 ということで、交渉成立。
取材で再度お邪魔したときには、このなれ寿司をさらに おいしく食べる”裏ワザ”も伝授してもらいました。
せっかくなので、ここで披露させていただきます。
その1.
なれ寿司の頭を湯飲み茶碗に入れて、お湯を注いで少しおくと頭の部分がとろりとしてきて、なれ寿司のお吸い物になります。
ちなみに比良山荘で出すときには、お湯ではなく昆布のだしを使っているのだそうで、そうすればさらにおいしくなることは間違いない。
わたしも現地でいただきましたが、ゼラチン質が浮いてきてびっくりするくらい、おいしかったですよ。
その2.
鮎の下に敷いてある白ご飯は、そのまま食べてもおいしいのですが、鮎のなれ寿司の尻尾の部分を細かく包丁で刻み、それと合わせると飯にさらに旨みが加わります。
比良山荘では、そこに柑橘を搾って醤油を少したらしていてこちらは左党垂涎の一品でございました。
日本酒好きの方、これを食べずしてどうします?!酒好きの方への、贈り物にもバッチリですよ。

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・子持ち鮎のなれ寿司 1本
・子持ち鮎のなれ寿司 2本
生粋の「ジビエっ子」であるわたしはエゾ鹿やヤマウズラなどと同じくらい、羊の肉が昔から大好き。
ラム肉だってマトンだって、平気で美味しく食べちゃいます。
だけど食材を探すときに、こんなわたしを基準にしていちゃダメ、ダメ。
あくまでも、食材の個性を活かしつつも、より多くの方に好まれるような商品を探すようにしているのですが、そういう意味において、この商品はめちゃくちゃスグレモノ。
ラムらしさはしっかりとあるものの、親しみがもてる味で、しかしながら、よくありがちな画一的な味ではないから食べ飽きずに、ガツガツいける。
そして何しろもう、肉がね、柔らかいのですよ。まさに、四方八方北海道をいろいろ探し求めてやっとみつけたジンギスカンなんです!
わたしは早速、北海道旭川市に向かい、このジンギスカンの作り手である小滝さんを取材させてもらいました。

「ところで小滝さん、このジンギスカンはどうしてあんなに柔らかいんですか?」
『そう言っていただけるとホントに嬉しいですね。私はいかに美味しく柔らかく食べてもらうかに、3年もかけたんです』
「え?3年!」
『そうなんです。無添加のものが作りたかったので、なおさら大変だったんですけど、殆ど趣味にちかいレベルで作ったからかなり凝った商品になっちゃったんですよね』
小滝さんの会社は、旭川で長く肉の卸問屋を営んでいて地元以外の人にも広くジンギスカンを食べてもらいたいとブームに火がつくずっと前から、この商品作りに取りかかったのだそうです。
そしてやっとたどり着いたのが、たれにフレッシュな野菜や果物の果汁を使うことだったんです。
安易に化学的なものを使うのではなく、あくまでも自然なおいしさを求めた結果、すりおろした玉葱やりんごジュースなどが「肉を柔らかくしてくれているんじゃないですかね」とは小滝さんの弁。
それに、長く精肉業に携わってくるなかで蓄積されたノウハウ、たとえば肉の切り方や保存の仕方なども、おいしさに 大きなプラスになっていることは、間違いなさそう。
実は、このジンギスカンを選ぶときに、同じオーストラリア産の肉を使った商品を手当たり次第に買って食べ比べをしたのですが、ホントに図抜けたおいしさと柔らかさだったんですよね。

これなら、『においがダメなの』という方にも、きっと美味しく食べていただけるという、確信に近い自信をもったのを覚えています。
ラム好きはもちろんのこと、あまり馴染みがないという方も、是非1度、食べてみてくださいね。

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・やわらかジンギスカン
タクシーもないため、生産者に迎えに来てもらい、やっとの思いで現地にたどりつき、まずは、職人でもある社長さんにご挨拶。
では早速、取材を始めさせていただきますね。
「えっと、この商品なんですが、一番の特長というのはどんなところですかねぇ?」
『特長なんてもんは、ねぇよ。大した商品じゃないしなぁ』
「え?そんなことはないでしょう?あれだけ美味しいんですから」
『いや、大したもんじゃないよ』
「へぇ。じゃ、実際に取材させていただいてもいいですか」
、、、ということで、わたしは製造現場に案内してもらい、この道30年以上というベテランの職人さんに実際に作っていただくことに。

まずは、ピーカンンナッツを選別する作業。
ナッツそのものが商品だから、この作業は重要。

形崩れなどではじくものが結構でてくるし、作る最中も割れたり欠けたりするので、実際に商品になるものは、選別したときよりもさらに減るんです。
形の整ったナッツは、小振りの鍋にいれ、カラメルを絡めていく作業から開始。

カラメルは、加熱しすぎれば苦くなるし、すぐに固まってしまう。ごつごつしたナッツに絡めていくのはとても大変そうなのですが、このお菓子の場合は、カラメルをさらに2度付けしていたんです。
最初に軽くフランベして、ナッツとカラメルを馴染ませた後、一度完全に冷やして熱を取り、お互いにくっついたナッツを手作業でばらし、それを再度、鍋に戻してカラメルをつけていく。
こりゃぁ、ものすごい手間だわ。
わたしも少し触らせてもらったんですが、鍋から出したばかりのナッツは予想以上に熱くて、手でもっていられないほど。
だけど、冷めるのを待っていたら、ナッツがくっついたまま離れなくなってしまうので、寸分を惜しんで熱いのを我慢しながら、かつ、ナッツが崩れないように丁寧な作業が要求されるのです。
カラメルをまとったピーカンナッツは、次にワイトチョコをまとうために、もう一度粗熱がとれるのを待ちます。

せっかちなわたしは「まだかな、まだかなー」と何度も掌をナッツの上に掲げてみるけど、これがなかなか冷えないの。
そして、きれいにホワイトチョコを絡めたあとは、パウダーシュガーやカカオパウダーをブレンドしたものを、均一にかけてやっと完成。
社長さんのウソつき!
どこが大した商品じゃないんですか?
一粒作るのに半日もかかるじゃないですか!それに大量生産できないし。さっきの職人さんだって『これ作んのは、ホント大変なのよ』って言ってたもんねー。
作業を最後まで取材した後、再度社長さんと打ち合わせをして「この商品はうちの看板商品に育てますから、わたしに託してください!」と交渉。
そして、2006年冬号での掲載にこぎつけたのであります。
これまで名前さえつけられてなかったこの商品は、わたしが命名することになり、思案に思案を重ねた結果、第一印象そのままの、長い名前を付けてしまいました。 (^^;
そして、カタログ掲載と同時になんと大ブレイク!!
やったー! だって、おいしいんだもん!絶対にみんな、喜んでくれているはず。

それにわたしがそうであった通り、このナッツを食べた人は、そのおいしさに感動して、ついつい周りにくばってしまいたくなるんですよね。
ホントに出会えてよかったお菓子。プレゼントしてくれた友達には、感謝状を贈らないといけないくらいの大感謝!
まだ食べていないという方、このおいしさを知らないなんてもったいなーい。
みんなで分けて、おいしく食べてくださいね。

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・ピーカンナッツのヒット!なお菓子
・ピーカンナッツのヒット!なお菓子 お試しセット
この商品と出会ったのは、今年の初夏、ある友人からいただいたのがきっかけだったんです。
食指をそそるような容姿でもなければ、見ただけではどんな味か想像がつかない。だけど、信頼がおける人からおいしいと言われたら早速食べなきゃ気がすまない性分のわたし。
友人と別れたあと、すぐに袋を開けてひとつパクリと食べてみた。
「お、、、、、おいしーーっ」
1回噛むとナッツの食感が心地よく、
2回め噛むと、ホワイトチョコの甘みを感じ、
3回めには、カラメルの香ばしさと苦みが顔を出し、
あとはもう、おいしい三重奏が最後までなが~く続くのよー。
まいった、まいった! これ、おいしすぎる!
これ絶対に上司のヨシダさんにも食べさせてあげよ、
あ、でも、だめだ。手が止まらない。 どんなに我慢しても、手が、手が勝手に動いちゃうーっ。
そして、ものの数分の間に、ヨシダさんのための1粒だけを残して、あっという間に食べ終わってしまった。 わたしって、どうしてこんなにおいしいものに対してこらえ性がないんだろう・・・。
もちろん、その残り一粒を食べたヨシダさんも、このお菓子を大絶賛。
プレゼントしてくれた友人に感謝しつつ、早速生産者に連絡を取ったのですが、、、、、。
半月経っても、そこの社長さんと連絡がとれず、わたしはヤキモキ。
あーんもうっ、カタログ掲載の締め切りは間もなくなのになぁ、
でも、あんなに手が止まらなくなっちゃったお菓子は、そうめったに出会えるもんじゃない。
間違いなく今年のベスト5に入るヒット!な商品なんだもん。 何が何でも頑張んなきゃ!
それからはもう、しつこくしつこく、しつこーく電話をかけ続け、
やっと社長さんを電話口でつかまえることに成功。
「このときを逃すもんか」と、思わず声が大きくなりすかさず連絡した趣旨を伝え、間髪入れずにアポイントをゲット。 現地に取材が叶ったのは、もう夏が終わりかけた頃でした。
新幹線とローカル線を乗り継ぎ、片道4時間かけてやっと最寄り駅へ。
長旅の疲れは感じるものの、あの商品をやっと取材できるのかと思うと嬉しくなり、勢い良く電車を降りようとしたら、、、。
ド、ドアが開かないっ。
あせって、ドアをガタガタ叩いてみたけどビクともせず車内には「出発しまぁす」というアナウンスが流れた。
ちょっと、どういうこと?!、あわてて運転手の方を向いたら、なんと最前方のドアだけが開いて、降り口のところに運賃箱がおいてあるではないか。
瞬時に、この駅が無人だということと、運賃の回収を運転手が行っていることを悟ったわたしは、周りの注目を一気に集めているのも構わずに、猛ダッシュ。
「あーっ」と叫びながら2両編成の電車の中を駆け抜け、運賃箱に切符を放り込んで、なんとか下車。
ふぅぅ~っ。 聞いてないよ、もう。
そして息を整えて、ふと周りを見渡すと、そこは田んぼのど真ん中。
駅が無人どころか、町そのものが無人じゃないのかと思うほど、緑の稲以外、何もない。
なんてこったい。タクシーなんて一台もいないよ。
しょうがないから、駅の端っこにひっそりと立っている緑の公衆電話に近づき、電話機を囲むプラスチックの保護カバーに張ってある「○○タクシー」の電話番号をまわす。
「あ、一台お願いしたいんですけど」
『今どちらですかぁ?』
「えっと、△△って駅なんですけど」
『そこはだめですねぇ』
「え?なんで!」
『うちからじゃ、そこにいくまでに30分くらいかかりますよ』
「そ、そんなぁ。じゃぁここから近いタクシー会社を教えてください!」
しかし、教えてもらった番号に電話をしても、返事は同じようなもので、どうやらこの場所は、『プチ陸の孤島』のようだ。
もうすでに、訪問予定時刻は過ぎているし、どうしようもなくなったわたしは、生産者のところに電話をして事情を説明、『あー、その駅はだめよ。使う人いないから』とあっさり言われ、生産者の方に、お迎えにきてくれることになったのです。
それから待つこと、さらに20分。田んぼのド真ん中で、セミの声を聞きながら、カンカン照りのなかじーっとお迎えを待つわたし。
もう、それにしても暑すぎる。まだかなぁ。
お迎えー。まってますよーっ。
・・・・つづく。

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・ピーカンナッツのヒット!なお菓子
・ピーカンナッツのヒット!なお菓子 お試しセット
●一番搾りごま油

もちろん、そのごま油もいい商品なのですが、わたしが個人的にあまりにも気に入ってしまい、ほぼ独断でご紹介することを決めたのが、こちら。
●こりゃぁすごいごまらぁ油

もうね、この商品、瓶の蓋を開けて香りを嗅いだだけでご飯が食べられちゃうようなシロモノなんですよ。
それに香辛料の使い方が絶妙で、辛さだけで押しまくるごまラー油とは大違い。
どうしてこんなにすばらしいごまラー油ができるのかをこの目で確かめるべく、わたしは今年の夏、現地に取材に向かいました。
京都の住宅街の一角に店を構える山田さんの工場は、1階が倉庫、2階が作業場になっていて、1歩足を踏み入れると、ごまをすり潰すときに発せられる香ばしい香りでいっぱい。

作業場の真ん中にある業務用のコンロを使って作っていくということで、コンロの前には唐辛子や八角、チンピなどがずらりと並べられている。
「へぇーっ、長ネギや生姜は、生を使うんですかぁ?」
『そうなんですよ。香りの立ち方がゼンゼンちがいますからねぇ』
と、この日案内をしてくれた菊岡さんが、ニコニコしながら 説明してくれた。
『ほな、始めますよ』ということで、ごまラー油を作ってもらうことになったのですが、その作り方というのがですね、全部手作業なんです。
まず、一番搾りのごま油を大きな寸胴にかけて、ゆっくりと加熱していきます。

そして人肌くらいの温度のときに、テーブルに準備された香辛料を投入していくんですが、もちろんこれには順番がある。
まず、刻んだ長ネギをいれた後に生姜をいれて、八角やら山椒などを投入していくのですが、そのたびにいい香りがコンロの周辺にふわぁっと広がって、 もう寸胴の横に立っているだけで、食欲がそそられまくり。

思わず「白ご飯、持ってきてくれませんかね?」と口走ってしまったほどの香りが、目の前の寸胴から広がっていって今思い出しても、お腹がグーッとなっちゃいそうだわ。
山田さんいわく、このごまラー油の美味しさの最大の秘密は唐辛子にあるそうなんです。
『もし、この唐辛子と出会わなかったら、多分うちのラー油はできなかったやろなぁ。』
『辛さがね、他のと違うんよね。なんかこう、ピリーッとするんやけど、それだけやなしに、旨みちゅうんかな、なんや複雑な味がするんやね』
そう聞かされて、わたしが舐めてみないわけがない。
左手を袋にのばし、真っ赤な唐辛子の粉を中指に少しだけつけて口に含むと、山田さんの説明どおりの辛みと旨みが舌の上にグワンと広がっていく。
それにごま油を熱するところから、完成までの工程はまるで自宅でごまラー油をつくるときと同じ、完全に手作り。機械のはいる余地なし。
旨いわけや、このごまラー油。だって材料が違うし、なによりも作っている人の気合いが 断然違うんだもんねぇ。
そして、作業を見終わったわたしの率直な感想が
「こりゃ、すごいわ」。
ということで、「セコムの食」でわたしが名づけた商品名は
『こりゃぁすごいごまらぁ油』なんであります。
なんて単純なわたし! なんて素晴らしいラー油!
3本入りで量が多いと思われるかもしれませんが、使い始めたら、その香味に惚れて、あっという間に使い終わっちゃうこと、まちがいなし。
このごまラー油を知らずして「辛いもの好き」を名乗っちゃいけないと思うわぁ~。
とーってもおすすめ! でございます。

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・こりゃあすごいごまらぁ油
すると、、、、。
ぎゃ! すっごい山の中! しかも、空港から遠い!
しかし、生産者に空港から現地までの所要時間を聞いたら約3時間半とのこと。
ま、それも、いつものことだと思い直し、飛行機とレンタカーを駆使して、現地入り。
そこは、大分と熊本の県境にある、山間の小さな工房で、案内をしてくれたのは、製造責任者の工藤さんでした。

このメンチカツの最大の魅力は、見事にゴロゴロとした
粗挽き肉と、それを引き立てるようなスパイシーな風味。

一体どれくらいの粗挽き具合かというのに、興味深々でミンチの機械に近づくと、ほーっ、こりゃミンチというよりは角切りに近いんじゃないの?というくらいの大きさの肉が次々とでてきている。
「こんなに粗挽きするところ、見たことないですよ」と、わたし。
『契約農家の豚を使っとりますから、安心ですけん。
餌にはオレガノとかジンジャーとかの、ハーブをですね、混ぜて食べさせよります』
「へぇ! でも、ハーブを食べさせると、何がいいんですか?」
『学者じゃないから、ようわからんけど、製造の立場からいえば、他と比べて臭みがないし、肉が柔らかいように思いますねぇ』
なるほど。
では、その自慢の豚がいる養豚場を取材させてもらうことにいたしましょう。
工房所有の軽トラで、さらに山のなかを目指すこと約10分。
養豚場のなかには、ちょうど昨日生まれたばかりだという 真っ白な仔豚ちゃんたちが、おかあさん豚と一緒にグースカと寝ているところでした。 かーわいい!
その奥の豚舎には、肥育日数によって分けられた豚が並んでいて餌を食べたり、水を飲んだり、この大分の自然に囲まれてのほほんと過ごしているように見えました。
このメンチカツは、粗挽きにした肉に小麦をまぶして卵をつけ、パン粉で包んでいくのですが、この作業は全て手作業で行っているんです。

挽肉を丸めるときも、丁寧に”パンパンッ”と空気を抜いて形を整えて、作業をされている方がみんなとっても丁寧なので、「みなさん丁寧ですねぇ」と感想を漏らすと・・・
『いや、実は従業員は、ほとんどが親戚やけん』なんだそう。
ほんとに、おかあさんが家庭でつくるのと同じように、作っている様子をみていると、美味しい理由がよーくわかりました。
そしてわたくし、取材が終わって、生産者にある提案をしました。
「今のメンチカツも美味しいんですけど、さらに原材料をよくして安心で美味しいものを作ってくださいませんか?」
かくして、美味しいメンチカツは、さらに安心&美味しさを極め『超粗挽きメンチカツ』として、2006年秋号で華々しいデビューを果たしたのでありました。
そして、おかげさまでたくさんのご注文を、いただいていて工房はフル稼動で頑張ってくれているようです。
そして、わたしはこの週末、この超粗挽きメンチカツの生産者のもとを再訪し、新たなる商品をご紹介するために取材と打ち合わせをしてくる予定です。
また美味しい商品をご紹介できるよう、頑張ってきますので
乞うご期待! であります。

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・ハーブ豚の超粗挽きメンチカツ 12個
・ハーブ豚の超粗挽きメンチカツ 18個
とんかつよりも庶民的で、揚げたてを手割りするとなかからジューシーな肉汁が出てきて、あ~美味しそう~。
火傷しそうになるのがわかっていても、パクッて思い切り頬張りたくなる、あの魅力的なメンチカツ。
でも、庶民的で魅力的な美味しさだからこそ、そんじょそこらの美味しさであれば、皆さんの心は動かせないとそれこそ気合いを入れて、メンチカツを探していたある日のこと。
とある場所の、とある一角に、じゅ~じゅ~と音をあげながらホックリと丸いメンチカツを発見。
見かけは、特に面白い感じはないものの、あまりにも美味しそうな音がするので、これはチェックせずにはいられない。
「おじさん、これ一つちょうだい。そのまま食べるからきれいに包まなくてもいいよ」
茶色い紙を軽く巻いて、おじさんから手渡されたメンチカツを持って、
近くのベンチに座り、荷物を横に置いて、さてどんな味かと早速ひとくち食べたところで、驚いた!
う、うまい! なんなんだ、このジューシー&スパイシーは!
衣の厚さも程よく、手で持っても崩れず、かといって硬すぎず。
わたし、すぐさま走る、走る。
そして、おじさんのところに戻って、聞く!!
「おじさん、これって化学調味料入ってる?」
『いーや、入れとらんよ。無添加よ』
「ホントに? じゃぁ、まだ揚げてないメンチも売って」
『え?ホントは売ってないんだけどなぁ。欲しいならいいけど』
「売って、売って。ついでに美味しい揚げ方も教えて」
こうしてわたしは、冷凍のままのメンチカツを会社に持ち帰り試食会のときに、おじさんから教えてもらった内容を上司のヨシダさん(揚げ物特訓中)に伝えて、おろしたての油で揚げてもらい、ここでまた試食。
う~ん、プロのおじさんが揚げるんじゃなくて、ヨシダさんでもこれだけ美味しく揚げれるんなら、なぁんの問題もない。
話は逸れますが、わたしはいつもいろんな実験をしています。
「これはうまい!」と思った商品は、毎日少しずつ食べてみて味の変化をチェックしてみたり、量が多いものなら冷凍にも耐えられる商品かどうか、1度冷凍してみて、それでも風味が落ちないか、とか。
納得がいったものだけを紹介するってことは、年中食べてるばかりいるってことなんですね。(^^;
そういう意味でも、このメンチカツは合格点!
早速、生産者であり、あの日にメンチカツを揚げていたおじさんのところに電話をして、アポイント。
するとおじさん、「あ~、冷凍のままで欲しいっていうお客さんいたねぇ。あのときのねぇ!」と、覚えておいてくれた。
普通は、冷凍では売らないんだそうですが、あまりに勢いよくお願いされて、断れなかったのだとか。
そして、メンチカツを作っている日に合わせて現地へGO!
それ~っ! いってきまーす!
・・・・つづく。

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・ハーブ豚の超粗挽きメンチカツ 12個
・ハーブ豚の超粗挽きメンチカツ 18個
それから慌てて準備をして、現地に着いたのは深夜3時すぎ、それから約2時間半かけて、クジラの解体を取材しました。
電動式のチェーンで引き上げられたクジラは、老若入り混じった職人たちが手にした、ナギナタのような切れ味が鋭いなんてもんじゃない刃で、シャーーッ、シャーーッと鮮やかに切っていく。
周囲には、陸の動物と魚の臭いをあわせたような、生臭く荒々しい臭気が広がり、海水と入り混じった血が、体内から吐き出される。
馬の解体も取材した経験があるわたしにとっては、そう驚くことはない光景なのだけど、わたしの隣には両親に連れられてクジラの解体を見に来ている、子供たちがたくさんいる。
彼らは、この現場をどう感じているんだろう?と思って子供たちを見てみると、これがとっても真剣に目をそむけることなくしっかりと見入っている。
「夏休みの自由研究」の課題にするんだ、という声も聞かれ「かわいそう」でもなく「汚い」でもなく、みんなまっすぐな目でクジラの命の行方を見守っている。
クジラの解体が始まる前に、この海産会社の社長さんを取材させてもらったとき、こんな話をしてくれました。
『動物の解体の現場はグロテスクだから、多くの場合みんな隠そうとする。でも、魚が蒲鉾板に乗って泳いでいると思っているような子供がいる世の中は、絶対におかしい』
『ウチがクジラの解体を公開しているのは、食べ物は全て他の生物の命をもらったものなんだということを伝えたいからなんだよね』
この日の子供たちの顔を見る限り、社長さんの思いは、きちんと伝わっているんだろうと思う。
わたしは、海や畑や加工場など、これまで数え切れないほど取材をしてきましたが、いつも思っているのは、「生産現場」と「食べる側」との距離が遠すぎるということ。
確かにお金を出したら、食べ物は容易に手に入るけど、そこに食べることが出来ることへの感謝を忘れちゃいけないと思うんです。
命に対する感謝もそうだし、作ってくれる人への感謝だってそう。
お母さんや奥さんが作ってくれたご飯を「口に合わないから」って平気で捨てるなんてこと、フツーはしないですよね?
わたしが出会ってきた生産者や職人たちは、ホントに生真面目に食べ物と向かい合っています。
彼らが作った商品にも、お母さんが作ってくれるご飯と同じような思いをもっていただけたら、とっても嬉しいなぁ~。(*^.^*)

この、今年最後のクジラの解体が終わったのは、もう夜がすっかり明けていて、睡眠第一のわたしの身体はもうボロ雑巾のよう。
しかしながら、とっても充実した取材に気持ちは満足。
自宅に帰って、冷やしておいたビールをシュポッと開け、数日前に取材した農家さんからいただいた「最高に甘い桃」を朝食代わりに「一人乾杯」で、長い一日を終えたのでした。
おしまい!

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・つち鯨のベーコン
冷凍庫に冷やしておいたビールグラスを取り出し、ビールを
空けたとたん、テーブルに置いていた携帯がブルブルブルッと騒ぎ始めた。
ん?誰や? と近づいてみると、ディスプレーには
わたしから「あるお願い」をしていた生産者の名前が。

さては、来たか!?
「もしもし~。いのくちです」
『今日クジラが揚がりましたよ!』
「え! 何頭ですか?」
『1頭です。でもこれで今年最後です』
「さ、最後ですか! うぅぅ、解体は何時くらいになりますか?」
『水揚げの時間からして、夜の3時くらいからですねぇ』
「セコムの食」のカタログで掲載している『つち鯨のベーコン』は
千葉の沖合いで水揚げされるつち鯨を原料にしていて、予てより生産者の方に、水揚げがあったときには連絡がほしいとお願いしていたんです。でも、よりによって今夜とは、、。
珍しく早く仕事が終わって、これまた珍しく飲みにも行かずに
自宅に直帰したウラには、こんな仕掛けが待ち受けていたのね。
「食べ物の神様」は、どうやらわたしを徹底的に鍛えてくださるつもりらしい。休むな、休むな。
行ける取材は、全部行け! 知るべきことは山ほどあるって
ことなんだ。きっと。
パソコンのWebで現地までの経路を調べ、生産者に折り返し連絡し
「行きます!電車乗りついだら何とか行けそうです」と伝え、
汚れてもいい取材服に着替えて、いざ現地へ!
金曜の夜の、酔っ払いで満員となった電車を乗り継ぎ、途中、生産者と落ち合って、通り雨にぶつかりながらも、なんとか千葉の鴨川・和田港についたのは、深夜3時を回ったところ。
時計の針は3時をさしている。
さすがにねむい。ねむいが、岸壁について、海をのぞいたら
いきなり、目が覚めた!
漆黒の海のなかには、同じく夜の海の色をした鯨がすでに息絶えた姿を横たえているではないか!
うわぁぁ~っ。でっかぁぁぁい!
死んでるとわかっていても、こんなに間近に見るとドキッとしちゃうなぁ。
こんなに大きな生き物が海を泳いでいるんだぁ!
海って、やっぱりすごいや!

しかし、こんなに大きな鯨を、一体どうやって解体していくのかと思っていると、100mほど離れた、海沿いの建物に小さな灯りが入り、ひとり、またひとりと、職人さんらしき姿のおじさんが何処からともなく集まってきた。

それから20分ほど経って作業場全体が煌々と照らされると、こんな夜中にもかかわらず、クジラの解体を見学しにきた、家族連れがざっと50名くらい集まってきて作業場を取り囲んでいる。
クジラの解体って、このあたりの風物詩なのかなぁと思っていたら、突然、ガシッ、ジャリジャリっと電動のチェーンが動き出した。岸壁に浮かんでいたクジラは電動式の巻上げチェーンで引き始められ、ほどなく作業場には濃いグレーの巨体がゆっくりと姿を現した。
そして、電動チェーンの動きが止まると同時に、老若混じった職人たちが、一斉にクジラに近づく。
おぉ! 始まった!
・・・・つづく。

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・つち鯨のベーコン
その後、「ダントツに美味しい」めひかりを求め市場調査を行い、探して、探して、探しまくって食べ続けて、食べ歩いて、やっと出会っためひかり。
それは、福島県の常磐沖を気持ちよく泳いでおりました。
生産者によると、めひかりはこれまで商品価値を見出されず、地元のみで消費されるような、雑魚の扱いだったのだそう。

しかし、美味しい情報というのは、ひとり歩きするもので、口コミで少しずつ広まるようになり、ここ数年のあいだに各地で商品化が始まった魚なのだとか。
取材に向かった日は大シケで、翌日の欠航が早々と決まり早朝の水揚げ現場は残念ながら、次回におあずけとなったのですが、その日の朝には水揚げがあったので、めひかりの加工作業は、しっかり取材することが出来ました。
常総沖のめひかりの特徴は、他と比べて皮がうすく身がほっこりとやわらかいこと。
なかでも4~6月に水揚げされるめひかりは、最も美味しいとされていますから、「セコムの食」にはその間に水揚げされたもののみを出荷していただけるようにお願いしました。
一尾ずつ大きさ、脂ののりなどを入念にチェックしてベテランの職人さんがシャッ、スーッ、シャッ、スーッと丁寧に串に刺していく手さばきが鮮やかで、めひかりを触るときの 手首がとてもしなやかで、愛情こめているのがよくわかる。
それをさらに太陽の下で干して旨みを凝縮させていくのですが、このめひかりに関しては、機械乾燥は一切しないというのが、この生産者のポリシー。
「そうじゃないと、天日干しって胸張って言えないでしょ?」
ごもっとも!
機械干しには機械干しの良いところがあるけれど、天日干しと謳うからには、100%天日干しじゃなきゃ、なんだかウソついているようで、気持ち悪いですもんね。
めひかりは、白身のキスのような繊細な味で上品な脂がたっぷりとのっていて、頭もワタも丸ごと食べて美味しい魚。
容姿はみにくいアヒルの子でも、その味わいは白鳥のように華やかなんであります。
ちなみに、このめひかりは、5尾入りの8パックセット。
梱包を小分けパックにしてくれるよう、生産者にお願いしたのは、めひかりを食べた方が、その美味しさに感動して、ついつい周りの人に配りたくなるんじゃないかと思ったから。
でもそれって、考えすぎ? (^^;
各地のめひかりを食べ続けてやっとたどり着いた逸品!
魚好きな方、必食ですよ!

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・めひかりの天日干し
この日も、レンタカーで県道を走りながら、はたまた道の駅でトイレ休憩のときでも、無意識に食べ物がおいてあるところを眺め、息をするのと同じ感覚で食べ物を手にとってしまっていました。
そのなかで、ふと目に留まった、ミョーな魚。
あれ?これって、なんていう魚なんだ?
すぐに裏返して原材料のところをみてみると、めひかり、干物、と書いてある。
なんだか、ちょっとブサイクな魚だけど、でもどういうわけか わたしに話しかけている気がして仕方ない。
「食べて食べて。美味しいよ」
そうなの? じゃぁ、買って帰っちゃおうかな。
ということで、そのめひかりは、わたしと一緒に飛行機に乗り、わたしと一緒に出社し、試食会に参加。
そしてこんがり焼かれて、お皿に乗せられ、そこをわたしがパクッと食べたところ、、、、。
う、うまいぃぃ。
この繊細な脂!ほっくりとした身!

あっという間に一尾食べ終わっちゃう、軽快さ!
わたし、コロリと惚れました。
が、しかし。
ここで、上司のヨシダさんが、冷静に反応。
「これ、美味しいけど、みかけが悪いからカタログじゃ売れないんじゃない?」
んー。
そうかもしれん。いや、間違いなく、そうだ。
ブサイクだもん、この魚。
でもね、こんなに美味しい魚がいることを知っておいて、
紹介しないというのは、わたしのなかの倫理に反する。
みかけが悪くたって、美味しいものは食べればわかる!
美味しいものをみつけておいて、情報を独り占めするなんて わたしには、できないんだなぁ。
だけど、今たべためひかりを、そのままカタログで
紹介するなんてことも、これまたできない。
わたしの使命は、ダントツに旨いめひかりの干物を探すこと!
かくして、わたしは北から南まで、めひかりを追い続け、
探し続けて、干物を食べ続けました。
食べ比べてみると、いろいろ違うもんです。
魚自体も、捕れるところによって皮が厚かったり、時期によっても結構違うし、干物になるからには、塩加減だって全部違う。
うーん、なかなかダントツなものには出会えない。
出会えないんだけど、もはやわたしのなかでは、最初ブサイクだと思っていためひかりが、クリクリとした目の愛嬌たっぷりの魚にみえてきて、かわいくて仕方なくなってきた。
惚れるってことは、こういうことなのね。
探すぞ、探すぞぉ! 旨いめひかり!
どこにいるの~?
あーっ! いたぁ!
・・・・つづく。

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・めひかりの天日干し
・・・というよりも、空腹になると、絵に描いたように不機嫌になるので、周りのスタッフのためにも、朝食は欠かせないし、最近は、忙しいのも手伝って、もっぱら洋食が多いんです。
テーブルにお気に入りのランチョンマットを敷いて、お気に入りのお皿に、その日に食べたいパンをのせて食べるのですが、この夏わたしの元気のミナモトとして大活躍してくれているのがこれ!
あのね、ホント美味しいの~!このジャム!(*^.^*)
プリザーブタイプのジャムなのですが、甘みがすっごく抑えてあるので、最初はパンに塗って食べるんだけど、あまりの美味しさに、ついついそのままスプーンで口に運んで、食べちゃってるくらいお気に入り。 ホントに好きなの!
このジャムとの出会いは、わたしがちょうどジャムを探して都内を歩いていたら、ものすごいタイミングでいきなりわたしの視界に『食べて、食べて』と言わんばかりに、飛び込んできたんです。
おぉ。何かのテレパシーやろか!きっと、そうに違いない。
もっちろん、すぐに買って試食してみてみると・・「すっごーい!イメージ通りのジャムだぁ!」もうね、わたくし早速、取材依頼!
新幹線とローカル線を乗り継いで訪れた先は、コンロが4つしかない、小さな小さな加工場でした。
この日、作ってくださったのは、柑橘果物の熟煮だったのですが、その作り方というのが、まさに自宅で作るときと同じ方法なんです。
まず、厚い皮を包丁できれいに剥くでしょ、それから薄皮もきれいに外して、実だけを取り出していくんですが、その手間たるや、すごいものでした。
外の皮は厚いから、包丁がなかなか入らないし、果物の酸ですぐ切れが悪くなる。
薄皮は薄皮で、皆さんご存知の通りひとつ丸ごと丁寧に剥くには結構な時間がかかる。

それを、たった二人で何十玉と剥くんだもん。手が痛そうだったなぁ。
わたし、おせっかいとは思いながらも「果物を剥く機械を入れたほうがいいんじゃないですか?」と言ってしまいました。
すると、加工場の方が、『剥くだけなら、機械を使えばいいんですけど、この熟煮にはこっちの外皮も少しだけ刻んで入れるもんだから、機械だとわたしたちが望む厚さには切れないんですよ。』とおっしゃる。
それに熟煮に使う果物は、日本各地に点在する、真面目な果物農家が育てた、丸々と新鮮な果物ばかりなので、加工するときにも、農家さんの苦労を無駄にしないよう、できるだけ果物の美味しさが残るように、との思いを込めて作っているんだそうです。

それに、美味しさの秘密がもうひとつ!(^^♪
この熟煮には、上白糖やグラニュー糖は使わずに、果物から取り出した「果糖」を使用しているんです。

だから、この熟煮の瓶に詰まっているのは、全て果物の甘さだけなんですね~。
だけど、すみません。
フレッシュな果物のみを使うので、どうしても製造が期間限定になってしまうのと、夏号で予想をはるかに上回るご注文をいただいたので、現在「いちご」が欠品で、さらに甘夏が残り10個くらいしかないんだそうです。
日向夏とブルーベリーは、まだ少しは大丈夫だそうです。
ちなみに秋号では、北海道産の夏いちご(夏号は高知産)のほか、ブルーベリー、夏みかん、杏の4種類をご紹介します。
今、わたしの自宅の冷蔵庫にあるのはブルーベリーでパンにつけたり、ヨーグルトに入れたりして、毎朝楽しんでいるんですが、秋号新アイテムのなかではわたしは杏がおすすめ!
残り少なくて恐縮ですが、ぜひ夏の果物の美味しさを一杯詰め込んだ「夏の熟煮」を味わってくださいね。
]]>というのも、とにかく美味しくって、それもプロの料理人なんかに抜群の人気があって、その美味しさの秘密をどうしても知りたかったからなのです。
このトマトジュースは「セコムの食」が創刊間もない頃から掲載を始めた商品なのですが、このトマトジュースを始めて飲んだときの驚きは、もの凄いものがありました。
ギリギリまで甘くて、トマト特有の青臭みが全くなくて、ある意味生のトマトよりもみずみずしくって、それまでわたしが飲んでいたトマトジュースって何だったんだ?!と、目からウロコだったことを、鮮明に覚えています。
だから、毎年北海道にトマトが実る時期になると、早く取材に行きたい、行きたい、行きたいと思ってはいたものの、今年になるまでずーっとタイミングを逸していたんです。
だから、今回ばかりは何としても辿りつきたいと思い、やっと念願かなったわけなんです。
トマトジュースの加工場で待っていてくれたのは、この工場の立ち上げから携わってきた小野さん。早速、作業場用の白衣と長靴をお借りして決して大きくはない工場に入ると、、、、、。
もうね、レストランで食べるトマトソースのような、やわらか~な香りが、そこらじゅうに立ち込めていて、その奥には真っ赤に熟したトマトが、きれいに水洗いされて山積みになってる。

うわぁ、これって全部高級品種のモモタロウですよね?めちゃめちゃ美味しそうぅぅ!
もうわたし、我慢できずに「これ、食べてもいいですか?」といつもの如く厚かましいお願いをする。
いいですよ、と小野さんからOKがでるやいなや、一応遠慮してできるだけ小さめのもので、それからできるだけ真っ赤に熟れているものを選んで、パクッと食べてみたら、もうあまりの甘さに取材中だということも忘れ、ものすごいスピードでガツガツ食べちゃった。
このトマトって、野菜というよりは、果物だよ!普通は生食用に不向きなものをジュースにするのに、こんな甘いトマト使っているなんて、贅沢すぎるわ。
すると小野さんが、完熟トマトが山積みされてカゴの前に立ち、『こうやってヘタのところを取るのも、ウチの特長なんだよ』と教えてくれた。
トマトジュースが嫌いって言う人の話を聞いてみると、多くはへタの周りの青臭さを感じることによる場合が多いんだけど、ここまで見事に青い部分を取っていれば、臭みなんてあるわけない。
それからわたしは、小野さんに連れられて、近くのトマト農家さんのところへ。
まさに“勝手知ったる他人の畑”という感じで、持ち主が現れる前に、小野さんがトマトハウスに案内してくれたところで、農家の水間さんが日焼けしたいい笑顔で登場。

取材したハウスは、ちょうど今朝完熟トマトの収獲をしたばかりということで、枝にぶら下がっているトマトはまだ青いものばかりだったのですが、その代わりにモモタロウの隣に実っていた真っ赤なプチトマトやミニトマトを水間さんが採ってくれました。
わたくしもちろん、ここでも味見。口のなかで真っ赤なミニトマトがプチッとはじけて、モモタロウとはまた違う可愛らしい甘みが思いっきり広がる。いいわぁ、北海道。いいわぁ、トマトジュース。
で、ここで小野さんに、質問してみた。「どうしてこんなに高いモモタロウをジュースにしようと思ったんですか?」
『そりゃぁ、生で美味しいものをジュースにした方が美味しいに決まってるからねぇ』
『生で美味しくないものは、いろんな加工をしなくちゃいけないけど、生で美味しかったら、そのまま美味しくジュースにすればいいだけだから、作る方もその方が簡単でしょう?』(^.^)
その通り!美味しいのは当たり前なのねん。先週のとうもろこしの生産者もそうだったけど、北海道の人の、農作物に対する思いって、強いんだなぁ。
わたしね、仕事柄1本4000円以上もするトマトジュースなんかも結構飲んできましたけど、わたしはこのトマトジュースが全国でイチバン好きです!
そのまま飲むのはもちろん、トマトソースにしても絶品ですよ。

商品のご購入はこちらから!
・完熟トマトジュース 6本(無塩)
・完熟トマトジュース 6本(減塩)
・完熟トマトジュース 6本(無塩・減塩)
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