稲庭絹女うどん&極細素麺
先々週、秋田に出張したときのこと。
メインの取材商品は「よもぎたっぷりの稲庭うどん」だったのですが、せっかくここまで来たからには、寄らないテはないと思い、現地からある生産者に電話をかけました。
「こんにちは!いのくちです。ご無沙汰してます~!」
『あらぁ、お久しぶりです。今どちらですか?稲庭?じゃぁぜひお越しください』と奥さん。
それからわたしは、田んぼのあぜ道を経由して、さらに山の中に続く道を進み、見慣れた風景を過ぎ、作業場の前でレンタカーのサイドブレーキを引く。
お~、懐かしい!「セコムの食」で稲庭といえば稲庭絹女うどん。夏冬問わず人気のうどんなんです。
以前、取材したときの「こだわり倶楽部」はこちら!
玄関を開けて、中に響くように大きな声で挨拶すると、まず最初に満面の笑みで出迎えてくれたのは、、、、。ん?知らない顔。あ!息子さんだぁ!
そのあとに続いて、これまた満面の笑みでお母さんが出てきてくれた。
息子さんは名前を和彦さんといって、以前取材したときには、まだ企業でサラリーマンをしていたのですが、3年ほど前に後を継ぐべく帰省して、目下修業中の身。
最初から後を継ぐつもりだったのかと聞いてみたところ、そういうわけではなかったんだけど、実家を離れてみると、小さい頃から常に身近にあったうどん、お父さんが作る稲庭うどんの美味しさや価値を改めて感じて、自分が後を継ごうと決めたんだそうです。
横で話を聞いているお母さんの、満面の笑みがご両親にとってどれくらい喜ばしいことだったのかを物語っていました。

・・・と、和彦さんから「実はこれ、新しく作ったんです」と封が空いてるひとつの袋を大切そうに手渡されました。
興味深々で中身を取りだすと、そりゃまぁ見事に可憐な極細の素麺じゃありませんか!
和彦さんが工房に入ったとき、自分らしい何か新しいものを、と作り始めたのがこの麺なんだそうです。いわば、和彦さんの後継ぎ記念作品。
それにしてもなんて美しいお姿!わたしもこれくらい細くて流麗な姿だったら、人生また少し違ったかも。
それから、作業場に場所を移して麺つくりをみせてもらったのですが、何がスゴイって高橋さんのところはね、捏ねるところ以外、一切機械を入れてないんです。
機械の導入を否定する気はないけど、でもね、多くの作業に機械を導入して製麺しているにもかかわらず「全て手作り」と声高に謳っているところを、わたしはイイとは思えない。
見てください、この手作業!

麺にギュンギュンとヨリ(捻り)を入れるからこそ、強いコシや伸びやかな食感が生まれるわけなんですね。
こちらは、”はしわけ”という作業。

麺を乾燥させるときに、お互いくっつかないように、交通整理させてあげる作業です。
こうして頂戴した高橋さん帰省記念の素麺、自宅に持ち帰って早速食べてみたんですけどね、これが抜群なんですよ。
かなりの細麺なので、袋に書いてある時間よりも短く茹でて、冷水で締めてそのまま口に運んだんですけどね、クッとしまった歯ごたえとつるんとした喉越しが、その名の通り「絹」のつや!
それからつゆにもつけて食べてみると、これまた麺がつゆに見事に絡まり、あーもう、夏の至福ってこういう瞬間なんだなぁってしみじみ感じちゃう。
この麺をよくよく見ると、極細麺の周りにこれまた極小のランダムなでこぼこができている。これは製麺のときに使う打ち粉。
稲庭うどんは、他の麺と違い油を一切使わずに打ち粉のみで延ばすので、その打ち粉がそのまま麺にくっていていて、つゆとの絡みを良くしているんですねぇ。

うん、これは皆さんにご紹介したら、きっと喜んでもらえるに違いない。
、、、ということで、近々このお素麺をWEBのみでご紹介することにしました。商品名は稲庭絹女素麺!
細さだけじゃなくコシの強さも◎!乞うご期待です!

商品のご購入はこちらから!
・稲庭絹女うどん 小セット
・稲庭絹女うどん 大セット
投稿者 news : 2007年02月28日 12:46 | 2006年セコムの食取材日記
