完熟トマトジュース
先週、旭川でとうもろこし取材をしたあと、わたしはずっと前から一度行ってみたかった生産者のもとを訪ねることができました。
というのも、とにかく美味しくって、それもプロの料理人なんかに抜群の人気があって、その美味しさの秘密をどうしても知りたかったからなのです。
このトマトジュースは「セコムの食」が創刊間もない頃から掲載を始めた商品なのですが、このトマトジュースを始めて飲んだときの驚きは、もの凄いものがありました。
ギリギリまで甘くて、トマト特有の青臭みが全くなくて、ある意味生のトマトよりもみずみずしくって、それまでわたしが飲んでいたトマトジュースって何だったんだ?!と、目からウロコだったことを、鮮明に覚えています。
だから、毎年北海道にトマトが実る時期になると、早く取材に行きたい、行きたい、行きたいと思ってはいたものの、今年になるまでずーっとタイミングを逸していたんです。
だから、今回ばかりは何としても辿りつきたいと思い、やっと念願かなったわけなんです。
トマトジュースの加工場で待っていてくれたのは、この工場の立ち上げから携わってきた小野さん。早速、作業場用の白衣と長靴をお借りして決して大きくはない工場に入ると、、、、、。
もうね、レストランで食べるトマトソースのような、やわらか~な香りが、そこらじゅうに立ち込めていて、その奥には真っ赤に熟したトマトが、きれいに水洗いされて山積みになってる。

うわぁ、これって全部高級品種のモモタロウですよね?めちゃめちゃ美味しそうぅぅ!
もうわたし、我慢できずに「これ、食べてもいいですか?」といつもの如く厚かましいお願いをする。
いいですよ、と小野さんからOKがでるやいなや、一応遠慮してできるだけ小さめのもので、それからできるだけ真っ赤に熟れているものを選んで、パクッと食べてみたら、もうあまりの甘さに取材中だということも忘れ、ものすごいスピードでガツガツ食べちゃった。
このトマトって、野菜というよりは、果物だよ!普通は生食用に不向きなものをジュースにするのに、こんな甘いトマト使っているなんて、贅沢すぎるわ。
すると小野さんが、完熟トマトが山積みされてカゴの前に立ち、『こうやってヘタのところを取るのも、ウチの特長なんだよ』と教えてくれた。
トマトジュースが嫌いって言う人の話を聞いてみると、多くはへタの周りの青臭さを感じることによる場合が多いんだけど、ここまで見事に青い部分を取っていれば、臭みなんてあるわけない。
それからわたしは、小野さんに連れられて、近くのトマト農家さんのところへ。
まさに“勝手知ったる他人の畑”という感じで、持ち主が現れる前に、小野さんがトマトハウスに案内してくれたところで、農家の水間さんが日焼けしたいい笑顔で登場。

取材したハウスは、ちょうど今朝完熟トマトの収獲をしたばかりということで、枝にぶら下がっているトマトはまだ青いものばかりだったのですが、その代わりにモモタロウの隣に実っていた真っ赤なプチトマトやミニトマトを水間さんが採ってくれました。
わたくしもちろん、ここでも味見。口のなかで真っ赤なミニトマトがプチッとはじけて、モモタロウとはまた違う可愛らしい甘みが思いっきり広がる。いいわぁ、北海道。いいわぁ、トマトジュース。
で、ここで小野さんに、質問してみた。「どうしてこんなに高いモモタロウをジュースにしようと思ったんですか?」
『そりゃぁ、生で美味しいものをジュースにした方が美味しいに決まってるからねぇ』
『生で美味しくないものは、いろんな加工をしなくちゃいけないけど、生で美味しかったら、そのまま美味しくジュースにすればいいだけだから、作る方もその方が簡単でしょう?』(^.^)
その通り!美味しいのは当たり前なのねん。先週のとうもろこしの生産者もそうだったけど、北海道の人の、農作物に対する思いって、強いんだなぁ。
わたしね、仕事柄1本4000円以上もするトマトジュースなんかも結構飲んできましたけど、わたしはこのトマトジュースが全国でイチバン好きです!
そのまま飲むのはもちろん、トマトソースにしても絶品ですよ。

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投稿者 news : 2007年02月28日 15:32 | 2006年セコムの食取材日記
