京都大納言のおぜんざい<その2>
美味しいおぜんざいを探し始めて、何年もかけてやっと出会った身も心もホッコリとなる、職人手作りのおぜんざい。
生産者の大槻さんの工房を訪ねたのは、お昼ちょっと前で、せっかくだから、お昼でも一緒に食べましょうや、とお誘いいただきお昼をご一緒することになりました。

工房の2階にあるご自宅にお邪魔して、一応遠慮しながらも目の前に置かれたお皿に箸をのばして、食べてみて、えっ??一流と呼ばれる料亭にも勝るとも劣らないほど美味しいじゃないの。
聞けば、大槻さんは和食の職人でお店も出していたんだとか。もちろん繁盛していたんだけれど、ふとしたきっかけで京都大納言を生産する方々と知り合い、乞われて大納言を使った料理の技術を教えていたんだそうです。
そうするうちに、いつのまにやら京都大納言を使った商品開発の中心人物となり、加えて農家さんの熱い思いに心打たれたこともありおぜんざいやおはぎを作る工房を構え、それにあわせて惜しまれつつお店の方を閉じたんだそうです。
これだけの和食の技術を持っているのに、多くの人に提供できないなんて、とーってももったいないと思う反面、そうしないとこのおぜんざいも生まれなかったんだから、しょうがなくもあり、ありがたくもある。
そんな話を聞きながら、でも、今日は日帰りなのでのんびりしている暇はない。 早速、おぜんざい作りを取材させていただかなきゃ。
場所を1階に移し、まずはこのおぜんざいの”キモ”である京都大納言を拝見。
早速、腰を曲げて60キロ入りの茶袋のなかに手を伸ばし、両手で小豆をすくって顔に近づけてよく見ると、一粒一粒が大きくて艶がよく、、、?? あれ?艶がよくないものもある。
それに正直、これまでの和菓子屋の取材で見てきた小豆と比べると決して、揃っているとはいいがたい。するとわたしの後ろに立っていた大槻さんが、ニコニコしながら理由を教えてくれた。
京都大納言は、虫に喰われやすい品種なんだそうで、大槻さんいわく虫は美味しいものを良く知っているからだそうですが、その分何度も何度も、何度も選別を繰り返さないといけないんだとか。
わたしが手にしたのは、その選別をするまえのもの。で、選別後のものを見せていただくと、あらまぁ綺麗な小豆だこと!
厳しい選定をクリアした京都大納言は、その上品な名前にぴったりのおぜんざいになるべく、大槻さんの手によって、炊き上げては水を変え、それを何度も何度も繰り返していくのですが、でも、度を越すと皮の張りがなくなり、くたびれた味のぜんざいになってしまう。

関西人らしい饒舌で取材中も面白い話を聞かせてくれる大槻さんも、小さな釜が沸騰し、小豆が上の方でクツクツと舞い始めると徐々に無口になり、小豆の炊き上がり具合をじーっと観察している。

大槻さんの仕事振りは、一見、飄々としているようであって実は、精密機械のように細かな気使いをしているのが見ていて良くわかる。
おぜんざいもだけれど、大槻さんは料理を作るのが心から好きな生粋の調理人なんだろうなぁ。
おぜんざいの中に入れるお餅も、予想通り自家製で、もち米として抜群の評価を得ている、佐賀県のヒヨクモチを使っているんです。 美味しいわけだよね。
ちなみに、わたしの机の右斜め後ろに鎮座している「セコムの食」専用の冷蔵庫には、このおぜんざいがあと数袋入っているんです。
このおぜんざいが、わたしの近くにあるだけで、なんだかすっかり美味しい気分になっちゃうし、甘いものが好きな人にはついついおせっかい的に、配って食べてもらいたくなるの。
美味しいものは、人を幸せにしますよね!だからわたしは、美味しいものをたくさん見つけたり、たくさん配ったりするの、ホントに大好きなんです。
このおぜんざい、甘いもの好き、特につぶ餡好きの人々をものすごーく幸せにしてくれると思います。
夏場は、冷やしぜんざいにするのも、実はオススメ。ぜひ、一度食べてみてくださいね!

商品のご購入はこちらから!
・ 京都大納言のおぜんざい6袋
・ 京都大納言のおぜんざい10袋
投稿者 news : 2006年03月16日 12:38 | 2006年セコムの食取材日記
