釣りたらこ<その2>

寿都の港を後にして走ること2時間半。札幌についたのはすっかり深夜で、きれいに輝いていることを期待した大通り公園のライトアップはとうに消え、寒々とした風が吹いているだけ。ま、いいさ。そんなことより明日の朝は早いんだから、さっさと寝なくては!

翌朝、つい数時間前に別れたばかりの生産者のおじさんと再会。挨拶もそこそこに、「じゃぁ、仕込むか」というおじさんの後に続いて工場のなかに。そこには、昨日この目で見てきたばかりのテカテカしたたらこがぎっしりと木箱に詰まれて、おばちゃまたちの手で選別されているところ。いや~、やっぱりきれいだわ。作業しているおばちゃまに一言断って触らせてもらうと、大丈夫、まだ全然プックリとしている。昨日より心持ちしっとりと落ち着いた感じね。
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早速カメラを出してパシパシとシャッターを切っていると、少し離れた場所から、わたしを呼ぶ声が。白くておおきな長靴を引きずるようにおじさんの声の方に向かうと、「これがアラスカ産の冷凍もの」「これはロシア」といって、冷凍庫に保管してあるたらこを見せてくれました。それらは、長旅の果てに北海道にたどり着いたせいか、なんだか疲れているの?って聞きたくなるような色をしていて、生気がまったくない様子。だけど、この卵たちは、冷凍ものとしては相当いいものだし、市場でも高く評価されているもの。・・・ってことは、いかにこの釣りたらこがすごいものかっていうことなのよね。それも、水揚げされてすぐに採卵するために、深夜まで工場を稼動させるなんていうのは、生産者の信念がないとできないです。はい。

そして、肝心の漬け込み作業こそ、おじさんの腕のみせどころ。丁寧にたらこを樽のなかにねかせ、真剣に味を調整している姿に、いかにおじさんがこの釣りたらこという商品を大切にしているかが、手にとるようにわかる。特に、「セコムの食」でお願いした釣りたらこの塩漬けに使用する漬け込み液は、北海道の深層水と塩のみ。塩の塩梅には細心の注意を払っている様子。塩漬けだから、塩のみでしょ?って思われる方も多いと思いますが、実は市販されているものの多くは、塩以外の諸々(保存料、着色料など)が入るわけで、ホントにシンプルに塩だけで漬け込んでいるものって、そうそうお目にはかかれない。まして、獲れたての釣りたらこを漬け込んだものなんて。やっぱりね、こだわって作った食べものっていうのは、旨いっすよぅ。この商品、わたし、か・な・り・の・自信作でございま~す!
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投稿者 news : 2005年02月15日 | 2002年セコムの食取材日記 | コメント (0)

釣りたらこ<その1>

朝、目が覚めると同時にパッとカーテンを開けると、雨や~。もしやと心配になり生産者に電話して「あの、今日は船でてますか?」「大丈夫ですよ。天気悪いけど出てます」お、そうかそうか。時化てないか。よかった~。では、バッグに防寒用品をしっかりと詰め込み、目指すは北海道。
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今回の取材は、北海道の寿都(すっつ)という場所で獲れる釣りたらこ。これは、釣りあげたばかりのスケソウダラからとった新鮮なたらこを塩のみで漬け込んだものなんですけどね、たらこが持つ旨みをめいっぱい蓄えていて、程よい塩味が海の香りをそのまま運んでくる感じ。卵の一粒一粒が舌の上でハラリと広がって、旨いんですよ~。わたしなんか、美味しいものに対して全く堪え性がないですから、あっという間に食べきってしまって、空箱をじーっとみながらもう少しゆっくり食べればよかったって、いつも後悔するのよね~。でもね、添加物を使わないであんなに立派なものを作るためには、鮮度が悪いものでは不可能だと断言してもいいほど。たらこや明太子って、添加物なしでは成り立たないといわれているくらい発色剤や保存料、着色料などがどっさり入っているんです。それなのに、塩のみで作るというのは、並大抵のことではない。うーん、早く見てみたい。あの釣りたらこの原卵がどれくらいの鮮度を誇っているのか。

札幌から車を飛ばして約2時間半の寿都港へ張り切って向かいましょ!北海道は、日がくれるのが早い。札幌の夜景を背に車を走らせ到着予定は夜の8時。遠くの海に浮かぶ淡い漁火が、なんだか演歌の世界よねぇ。スケソウダラの漁は、通常、早朝2時くらいに出発して夕方に帰港するのだそうですが、この日は波の影響で出発が遅れたんだそう。水揚げされたスケソウダラのお顔を拝見すると、あらまぁ目が澄んでいてつい今しがたまで海を泳いでいたんだわ~ということが見て取れる。漁師さんによるとスケソウダラ漁のうち、刺し網漁は2日くらい海の中に網を張るから、網を張ってすぐに捕獲された魚なんかは、水揚げまでにどんどん鮮度が落ちていくけど、釣り漁は釣ったその場で魚を引き上げるから、魚の鮮度に雲泥の差が出るのだそうです。特に、ここでは大体1、2時間程度で漁を終えてしまうというから、魚の鮮度が抜群によいわけです。
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卵を抱えたメスは、ビーックリするくらいお腹がボコッと膨らんでいて、そこに熟練のオバチャマたちがよく研がれた包丁を当て、丁寧かつ素早く卵を取り出すんですが、その手際の良さっていったら、1尾につき15秒もかかってないのでは?と思うほど。そうして、取り出された卵を見せてもらったんですけど、いや~。あんなに鮮やかな肌色をしているなんて思わなかった!魚の原卵だから、きれいという表現はなかなか理解していただけないとは思うけど、卵がね、ほんとにツヤツヤしていて、きれいなのです。鮮度がいいって、こんなに凄いことなんだと感心してしまいました。へぇ~、ほぉ~、と感心しきりのわたしを見て生産者の方が、「きれいでしょ。これじゃないと無添加の釣りたらこはできないんだよ」と、自信ありげな一言。うん、わかるわ。顔つきはとっても迫力あるオジサンだけど、その心意気には食を愛するものとして、心から感謝いたしまする。

口で「こだわってる」っていうのは簡単だけど、鮮度を最優先するために、深夜まで工場を稼動させて魚をさばくなんていうのは、実際いろんなところを取材で回ってみても、そうそう出来るもんじゃない。食べるわたしたちは、その努力に感謝しなくちゃね。そして、夜中までかかって取り出した原卵は、すぐにトラックに載せて塩漬けするための工場に運ぶのです。

つづく。
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海老のマカロニグラタン<その2>

とろ~りとして、アツアツの海老グラタン。それも、「セコムの食」のお客様のために・・・と、帝国ホテルの味を極めたシェフが作ってくれたと聞けば、グルメな方なら一度は食べてみたいと思いますよねぇ。でもね、モノは試しに・・・と買ったつもりが、すっかりリピーターになっちゃうんですよねー。自信作なんですもん!
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では、どのようにして作られているのか?シェフに会いに行ってきました。「セコムの食」でご紹介している海老グラタンが作られている工場では、長年、帝国ホテルでシェフとして活躍してきた志村シェフが、真っ白で厚めの生地のコック服でお出迎えしてくれました。

まずは、海老グラタンを作る際に、ご苦労なさった点について伺ってみました。「化学調味料の代わりになるものを探すのに、苦労したね。同じシェフ仲間や食品製造をしている知人から情報を聞いて、いろんなものを試してみたよ。そのなかで、これが一番良かったし、味が膨らむんだよね。」といって、見せてくれたのは魚醤だったんです。魚醤って、日本では石川のいしるや秋田のしょっつるに代表されるように、クセが強くて独特の匂いがあるのが一般的。でも志村さんに味見させてもらった魚醤は特有のキツさがなく、魚介のコクがギュッと詰まった感じ。すごいなぁ、こんなのを見つけてきてくれたんだ。

そして、もうひとつ。「グラタンのモルネソースに使うチーズをね、どれにするかいろいろと試してみたんだよ。それで、モッツァレラがこのグラタンには一番いいと思ってそれを多めに入れているんですよ。」厨房のなかに入ると、ちょうど海老グラタンが作られている最中。

大釜のなかでプクプクと音を立てているグラタンからは、気持ちまであったかくなるような香りが立ち昇っていて、あまりにいい香りなのでついつい釜の中を覗きこんでしまう。ひと釜ごとに志村シェフが実際に味を見て、ただうなずく釜もあれば、作業しているコックさんに指示を出したりしているのをみていて、これなんだなぁ~、、、と思いました。○○レストランの味、といいつつもただ名前を冠しているだけで、レシピ渡して「はい、どうぞ」のものと、大量に作るときでも、ちゃんと味を見ながら製品を完成させていくもの。食べ物を作るって、志の高さに寄るところが大きいですよね~。
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実は、この取材は「セコムの食」スタッフのイマホコくんの初取材商品だったのですが、そのイマホコくんとわたしがあまりにも食べたそうな顔をしていたのか、取材が終わって海老グラタンを食べさせていただいたんですけどね、美味しかったですよ~。チーズのコクがぐっと詰まっていてね、マカロニもぷっくりとしていて、これくらい美味しいのが、自宅で食べられるのであれば、結構シアワセかも。 (^.^)

このマカロニグラタンを食べるときのコツはね、もうホントにアッツアツになるまでオーブンで温めること。オーブントースターだと、表面が早く焦げて火が通ったかと思いがちなので要注意です。その際は、アルミホイルで上を覆って保護してあげると、安心して火が通せるのでお試しを。簡単調理のゴハンって、ついつい手を抜きがちで、わかっていてもやらないことってありますよね。でも、少しの労で数倍美味しいものになるんですから、わたしもこのグラタンを食べるときには、海老がイヤっていうほどオーブントースターで加熱するようにしています。これ、ホント重要!このグラタンを食べるときには思い出してくださいね。
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海老のマカロニグラタン<その1>

あれはたしか2年前の春。「セコムの食」に掲載を希望しているという生産者が来社された時のこと。名刺を見れば、かの有名な帝国ホテルのマークが!そして、数あるアイテムの中から、特に人気商品だという海老マカロニグラタンを推したいとのことでした。確かに、試食して味は文句なく美味しいし、巷に溢れる冷凍食品とは一線を画しているのは明白。だけど、残念ながら、偉そうにもお断りをさせていただいたんです。
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「セコムの食」は、化学調味料を使っていない商品だけを掲載しているので、このとき提案されたものは、お断りせざるを得なかったんです。まだまだヒヨッコが偉そうに、とお怒りを買っても仕方ない・・・・。と思っていたのです。ところがところが、です。ここからが「インペリアル」のスゴイところ。化学調味料を入れなくても、今と同じ、いや今以上の味を作り出すために、外販部門の調理長自らが全国からいろんな調味料を取り寄せ、とてつもない試作を繰り返して(大変だったとおっしゃっていました)、大量の材料を時間をつぎ込み、ついに「セコムの食」のためのグラタンを完成してくれたんですぅ!

試食品として届いたものを食べてみると、ぽってりとしたホワイトソースが口元を緩ませ、形のよい海老はプリプリとジューシー。まったりと、そして上品なコクが舌の上を流れるよう。さすがやわぁ。一流って、やっぱり違うのねぇ。ならば、その違いがどこにあるかを実際に取材しなきゃ。ということで、早速アポイント。そして、この目で調理長さんのこだわりを確認することに!


つづく。
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小西名人の古式手技うどん<その3>

おで作業開始から、約8時間をかけて、千歳飴ほどの大きさにしたあとは、それを菜箸のような2本の棒にかけて、2段階か3段階に分けて90cmくらいにまで延ばしていきます。その作業をみていると、よくぞここまで延びるもんだと感心してしまうのですが、いやいや、素麺なら170cmは軽く延ばしているんですから、そのグルテンの鍛えられようといったら、並みじゃございませんよ。
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そして、延ばした後は翌日の朝方までかけて、じーっくりと乾燥させていきます。天気の良い日には、まだまだしっとりとした麺を天日に当てて乾燥させ、室内では蒸気や何台もの扇風機などを使って、麺にとって最適な環境を作ってあげるのです。こうやって完成した麺はね、、、、、さすがにねぇ、、うまいっすよ!麺を歯で噛み切る瞬間の、あの押し返すような食感、そしてつるりんとした喉越し、甘み。

最短だと17分くらいで茹で上がるんですけど、もし時間があればたーっぷりのお湯で、30分くらい茹でたあとに、流水でシャーッと洗って氷水でしめて食べていただきたい。その際、中火で茹でることが肝要と存じます。確かに、30分茹でると聞けば、一瞬、ひゃ~長いわぁと思うかもしれませんが、ラーメン屋さんに平気で20~30分並ぶことを考えれば待って食べるだけの価値のあるうどんだと思います。

カタログのなかの「小分けセット」にはつゆもついているけれど。同じ小豆島の生搾り醤油をかけて食べる方が、わたしは好みやねん。だから1袋目は生醤油をかけて、2袋目は関西風のつゆでどうぞ。
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小西名人の古式手技うどん 3束セット(つゆ付き)
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小西名人の古式手技うどん<その2>

午前3時。ミキシング機から出された生地は、まさにでーっかい真綿布団のよう。それを直径20cmほどの太さに包丁で切り出して、直径1cmにも満たないうどんにまで延々、延々と延ばしていくんです。ちなみに生地に包丁をいれるのは、手延べうどんの場合、この1度きり。
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そしてその後は、小麦に含まれるグルテンをなだめては延ばし、延ばしては熟成させて、約半日をかけてあの細さまで仕上げていくんです。途中で生地が切れてしまったら、そこでグルテン自体もぶっつりと切れてしまうから、延ばして延ばしてのば~しながら、麺も職人もそこには忍耐という2文字を背負いながらの作業なんです。

それに、生地はまさに「いきもの」だから、気温が高すぎても生地がまとまらないし、低いと伸びないし、湿度が高い日なんかは、ことさら麺が職人の気持ちに沿った動きをしてくれない。その上、小西さんはグルテンが低くて伸ばしにくい小麦粉を使っているもんだから、他の職人さんが同じ粉で同じように延ばそうと思ってもまず、無理なんですって。

何故そんな粉を使うかというと、もちろん仕上がりが断然美味しいからなんですけどね、それにしても小西さんは、頑固職人を絵に描いたような性格。とても還暦を過ぎているとは思えないほどの体力と、たくましい精神力、そのうえ元旦生まれ、といわれて、何故か小西さんらしい誕生日だと思ってしまうのも、あの明るさゆえでしょうか。

おっと、そうこうしている間にも、延びてきましたよ、麺が!成長したウナギくらいの太さになってきたらごま油を塗って、さらに延ばして、延ばして、ふぅぅ、、、さらに延ばしていくんです。そして次は麺を木箸にかけて、干して乾かす作業に移ります。


つづく。
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小西名人の古式手技うどん<その1>

9月某日。しーん、静まり返る海。すれ違う車は1台もなくって、この島で起きているのはわたしたちだけかも、と思うほどマコトに静か。空を見上げれば、降ってきそうな星と下弦の月が、「朝早くからご苦労だね」と言ってくれているかのよう。ありがとう、頑張るよ。だって今日は1年半ぶりの再会なんだもんね。

ここは瀬戸内に浮かぶ小豆島。小豆島といえば、そう、長年「セコムの食」をご愛顧いただいている方はもうお分かりですよね。うちの看板商品のひとつ「小西さんの手技うどん/素麺」を19号の特集記事としてご紹介するための取材で、早朝からディレクターとカメラマンを引き連れて、小西さんの製麺所にお邪魔しているところなんです。
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挨拶をして製麺所に入ると、あ、ちょうど生地をこねているところね。小西さんいわく、この「こね作業」こそがその日の麺の出来を決定付けるといっても過言ではないほど重要な作業なんですって。小麦と水、それに塩をその日の天候や湿度などに合わせてミキシング機の中で練り合わせていくんですけどね、練り始めてから30分すぎたくらいのときに、ある一瞬だけ小麦と水と塩がバチッと合わさるときがあるんだそうです。生地に触れながら、その瞬間をバシッと掴むことが出来るまでには、5年もかかったって言うんだからスゴイもんです。

へぇ~、素人のわたしにはそのタイミングはわかるはずもないけど、それでもどんな感触なのか聞いてみると、練り始めの頃は、どこか手に吸い付いてくる感じなんだけど、ある数分間だけは生地を触ると手のひらからパタリと離れる瞬間があるとのこと。そしてその数分間をすぎると今度は生地がまた表情を変えてしまうんだって。わたしも生地を触らせてもらったけど、、、、凡人には判別不能でした。そして、次はどんどんと生地を延ばしていく作業に入ります。


つづく。
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完全天日干し海塩<その2>

今、スーパーや百貨店では、いろいろな塩が店頭に並んでいますよね。海塩、岩塩、湖塩、精製塩etc。わたしが知っている中で面白かったのはピンクの岩塩。そして、今回取材にいった吉田さんがつくっている塩は、というと、完全天日塩なんです。「完全」に「天日」で干した塩なんです。
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もっと具体的に言うと、海水を汲み上げてから塩を採るまで一度も加熱や精製をしないんです。海水がきれいな日を選んで汲み上げた海水は、ヨットの帆のように布を張ったやぐらの上から下に還流させて、風の力と太陽の熱で徐々に水分を飛ばしていきます。そして、海水の5、6倍くらいの濃度(かん水といいます)になったら、30cm×50cmほどの大きさの木箱にいれて、全面ガラス張りのハウスで、さらに乾燥させて結晶を取り出すんです。

そうなんだ。じゃぁ、結晶化するのをじっと待てば良いんだ、、、なんて考えるのは安易。海水に含まれている幾多のミネラルは、成分によって結晶化する温度や時間が違うそうなんです。だから、海水に含まれているミネラルをできるだけ結晶のなかに取り込むために、何十とある木箱の状況を把握してヘラでかき混ぜたり木箱を置く位置を上から下に、下から中段にと動かしたり、結晶の表情を見ながら、かなり細かいケアが必要なんです。

夏の暑いときには、3週間ほどで結晶が出来上がるそうなんですけど、冬の時期には3ヶ月もかかるときもあるんだとか。それに、夏と冬では塩の味だって違うんですよ。夏はやや粗めの男性的な辛さに、そして冬はじっくりと時間がかかる分、おだやかな辛さになるんですって。その話を聞きながら、ヒトの身体が汗をかいて塩分を欲しがる夏には力強い味に、そうでない冬には、控えめな味になるなんて、なんと理にかなった塩なんだろう!と、感心してしまいました。

この日の取材は透き通るような晴天の下、8mのやぐらのテッペンに登って、思わず飛び込みたくなるような透明度の高い海を眺めたり、(ダイビングをやっていたときの血が騒いでしまいました)自信満々に鳴いているセミのジィジィジィ~~を聞いたりと、ホントに自然満載の取材でした。
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完全天日干し海塩<その1>

今週は高知に行ってきました。高知ってね、空がひたすら遠いんです。取材で全国を廻っていますけど、空の大きさというか高さというか、“抜け感”でいうと北海道よりもあるんじゃないかと思うほど。
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そして向かうは、海!紺碧、という言葉がぴったりの深く澄んだ土佐の海。もちろん、もれなく暑すぎるほどの晴天もついてくる!これが、仕事じゃなかったら、、、なぁんてことは考えずさぁさぁレンタカーを走らせて、取材先まで急がなくっちゃ。今日はカメラマンとディレクターも一緒なので、ちょっと賑やかよ。

車を走らせること3時間半。たどり着いたのは土佐湾の海岸線に向かって建っているログハウス。待っていてくれたのは、太陽の熱と風の力だけで、塩をつくっている吉田さんご夫妻。ここを訪ねてくるのはこれで3度目だけど、いつ来ても吉田夫妻には、この海のある景色が似合うなぁ~とつくづく感心してしまう。

「どうも、どうも、お久しぶりですぅ」という会話もそこそこに、早速、ヤグラまで案内してもらわなくっちゃ。・・・・・・ヤグラ?そう、やぐら。
ここは、海塩の製造現場でよく見かける大きな釜や精製する機械などは全くなくって、あるのはヤグラと透明のハウスだけなんです。あ、それから根気。この3つで塩を採っていくんです。では、吉田さんはどのようにして塩を採るのか?

それは次回のお楽しみ!


つづく。
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八海山の八色すいか その2

すいか。すいか。すいかの産地といえば、熊本とか千葉などが有名ですが、ここに登場するのは、新潟・魚沼産のすいかなんです。
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それは、とある夏のこと。大嫌いな新幹線に乗って、乗り過ごさないよう緊張しながらも八海山の麓にある駅に到着。農作業の合間に迎えに来てくれたのは、農業をこよなく愛するご家族の大黒柱、飯塚さん。日焼けした顔におおらかな年季を感じて、なんだか安心してしまうわ。軽トラックの助手席に乗りこんで、すいかが待っている畑に向かう間にも、飯塚さんとの雑談からすいかについての思い入れを、取材、取材。まずは土作りから、ということで、飯塚さんの自宅の裏では大量の堆肥を発酵させていて、完全に発酵したものを畑に撒くことから始めているんです。

それというのも、農業をはじめて間もない頃、農薬を扱う手が腫れてとても大変な思いをしたんだそうです。それで、そんなものに頼ってはいけないのではないか。そんないきさつから、化学肥料を使わず、ホントに必要最低限の農薬で30年以上美味しい作物を作りつづけているんです。
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土作り以外にも、すいかの花が咲いたときに、確実に受粉させるよう何千匹というミツバチを飼っていたり、実がつき始めてからは、一玉一玉に甘みが集中するように間引きを行なったり、たっぷり太陽を浴びるようつたや葉の位置を整えてあげたり、それはそれは手間をかけているんです。広大な畑のなかのすいかの一玉一玉に気を配るのは、それはそれは大変なこと。だけど、飯塚さんの農業人としてのプライドが毎年甘~い甘~いすいかをわたしたちに届けつづけてくれているんですね。

そして、今日「今年収獲したばかりのすいか」が飯塚さんからわたしたちスタッフの元に届いたんです。それを切り分けるのは、もちろんわたしの仕事。まずは、指で弾いて中の”ハリ”を確かめると、なかで振動が波打つような音がして、うぅぅ、今年もやってくれたなぁと思わずニッコリ。そして、中心に包丁の先を当てて、そのまま力をいれてざっくりとすいかを割ると、ザザザっというはじけるような音とともに、すいかならではの、気取りのない甘い香りがぱぁ~っと広がって、来た、来た、来た!すいか娘の血が騒ぐのよぅ。切り分けた中でも、一番大きなすいかを手にとって、そのままパクッ!瑞々しいシャリっとした歯ざわりを楽しんだあとには、感動的な甘みがわたしを包んでしまいました。(^O^)


※この商品の本年の受付は終了いたしました。

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八海山の八色すいか その1

その昔、川島なおみさんは、「私の血は赤ワインでできている」と言ってるけど、彼女のみならず、ワイン好きの人は同じようなことを感じていると思うんです。もちろん、わたしも。だけど、夏を間近に控えた時期からは、わたしの血は「ワイン」から違うものへと製造現場(?)を変えてしまうんですねぇ。
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それは、何を隠そう『すいか』。わたしって、なんて庶民的なんでしょ。八百屋さんにすいかが並び始めると「おっ、今年もきたか!」と早速、冷蔵庫の整理を始め、庫内の中央に大玉ひとつがすっぽり納まるくらいのスペースを空けて、すいかに鎮座していただくんです。前に流行った「低インシュリンダイエット」で、GI値が高いと書かれていたときには、いかにしてこの夏を越したらいいものかと、思いあぐねていたけれど、あの緑の縞模様を見てしまうとねぇ、食べ物の誘惑に勝てるほど、強靭な精神は持ち合わせていないのよね。この、どこをどう割っても紛れもなく「すいか娘」のわたしが、人生のなかで一番感動したのが、このすいかなんです。

すいかにしてはややお高めながらも、年に一度っきり!それもこの時期にしか食べられないし、必ずやあなたの「すいか歴」にさん然と輝く記録として残るはず。いや、間違いない。わたしに子供がいたら、ぜったいに食べさせたいっすねぇ。甘いんです!と~っても!確かに、八百屋さんで売っているすいかも甘いのあるし、日本一有名な高級フルーツショップのすいかも美味しい。しかしながら、真ん中だけでなく、あんなに皮に近いところまで、いや、皮に触れているところまで甘いなんていうのは、どうでしょう、めったにお目にかかれませんて。

はじめて試食したときには、あまりに感動してしまい、6Kgの大玉のおそらく2/3はわたしの胃袋におさまってしまったような記憶が。もちろん、群を抜いて美味しい食べ物に理由がないわけがない!


つづく。


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北王余市ジュース

「何年もかけて作った自信作ができたから、今日送るよ」と長くお付きあいをしている生産者から電話があり、どんなものかと聞いてみたら「ピノノワールのジュースさ」との返事。言葉の語尾に「~さ」「~なのさ」をつけるのは、北海道の方言みたいで、電話の声からも、その出来の良さが伝わってくる感じです。
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かくして、2日後にわたしの元に届いたジュースは、上品なラベルをまとった透明感のあるブドウジュース。なんだか飲む前から期待しちゃうよね。ピノノワールというのは、ワイン専用品種。特にフランスのブルゴーニュ地方で作られるピノ・ノワールの赤ワインは有名で、カジュアルなものから最高級と賞されるワインまでわたしを含め、ワイン好きを毎夜魅了しつづけているのですが、その、ピノノワールを100%使って作ったというのが、これなんですね~。

澄んだルビー色をした外観は、そのままワイングラスにそそぎたくなるくらい。飲んでみると、ピノ・ノワールらしい酸味と質のよい果実味に溢れていて、非常にまとまりのよさを感じます。ぶどうは北海道・余市町で長年果物の栽培に携ってきた熟練の農家さんが減農薬栽培で、丹精こめて育てたもの。ピノノワールのジュースなんてそうそう手に入るものではないし、生産者の方も質を落とさないように数を限定しての生産にしたのだそう。めったに手に入らないジュースだから、贈り物としてもオススメですよ。
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この時期だけの新蜜 その3

今週は、巣蜜のお話です。蜂蜜っていうのはわかるけど、巣蜜ってどんなの?って方は、多いと思います。巣蜜というのは、ミツバチが木枠に作った巣をそのまま商品にしたものです。ミツバチは、方々の花から蜜を巣に運んで来て、ある程度満タンになったら、あの小さな羽で一生懸命扇ぎはじめるんです。そうすると、薄いロウのような膜が出来て、集めた蜜に封をするんです。
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わたしたちが良く知っている蜂蜜は、この巣蜜を遠心分離機にかけたあと、糖度調整などをして人間の手を加えたものなんですが、この巣蜜は、言ってみればミツバチたちの作品そのもの。混ぜっ気なしのイチバン濃厚で高純度な蜂蜜なんですね。海外から入ってくる巣蜜は、木枠に出来た巣蜜を切り出して、販売しているのに対して、わたしが取材した養蜂場では、予め10cm四方の枠を作ってあげていて、そこに巣蜜を作らせるので、ナイフさえ入っていないほぼパーフェクトなものなんです。

巣蜜にスプーンを入れると、蜂蜜の濃さに驚くけれど、しっかりすくって口に運ぶと、とろ~っと極上の甘みがゆったりと口のなかに広がっていって、ん~っ、デリシャス。ミツバチたちが扇いで作ったロウは、少し口のなかに残るけど、巣蜜ならではの特徴だし、当然食べても問題なし。

※この商品は季節商品のため、現在は販売しておりません。

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この時期だけの新蜜 その2

4月某日。いつもは身軽な1人での取材旅行なんだけど、今日は夏号の特集記事の取材とあって、腕のいいディレクターとカメラマンと駅で待ち合わせ。特急の停車駅とはいえ、鳥のさえずりといい緑の多さといい、さすが九州の田舎町。のどかなもんです。

早速、生産者が待つ養蜂場へ向かい、注意深く傾斜の急な、けもの道を登り、ミツバチたちと再会。するまえに、完全防備しなきゃ。「今日、買ってきたばっかりたい」と言っておじさんから渡されたプラスチック製の麦藁帽子型ヘルメット&ハチよけの上半身を覆うネット、ゴム手袋も忘れずにがっちりガードよ。
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ミカンの木の下に等間隔に置かれた巣箱には、幅4cmくらいの木枠が6、7枚納まっていて、そのなかの1枚を引き上げてもらうと、そこにはミツバチ達が何日もかけて集めた黄金色の蜜がたっっぷりと詰まっている。巣箱の周りには相変わらずミツバチがブンブン回っているんだけど、このミツバチたちは、この枠いっぱいの蜜を集めるために、一体どのくらい花と巣箱とを往復しなければいけないんだろう?ということを考えると、ご苦労さん、と声をかけてしまった。DNAに組み込まれているとはいえ、その必死な姿には、グッと心動かされるものがありますよ。「働きバチ」という呼び名はダテじゃないなと素直に感心してしまう。自慢じゃないけどわたしだって働き者を自認してたけど、あっさり白旗です。さっきまでは、ハチに対しての警戒心MAXのわたしだったけど、もしこの場で間違えて刺されても、それはミツバチが巣や蜜を守ろうとして命と引き換えに刺した一刺しだと思うと、文句は言うまいという気分にさえなってしまう。

彼ら、有能なミツバチたちが集めてきた蜜は、木枠ごと遠心分離器に入れて、木枠から蜜を振り落として採蜜して、それを少しの間、静置してから瓶詰めします。蜜の中に水飴や古くなった蜜を混ぜたりするような会社もあるようだけど、そんなことしたら、せっかくミツバチが集めてきた努力をを曲げてしまうようで、ちょっとイヤよね。「この時期だけの新蜜セット」は、もちろんマゼモノなしの蜜だから、こうして取材にきてるんだけど、うん、やっぱりいい蜜だなぁ。


つづく。

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この時期だけの新蜜 その1

山奥の採蜜場にむかう車内で、オジサンが申し訳なさそうにつぶやいた。「ミツバチは黒い色に反応するけん、黒い服は避けた方が良かとやけど。」そんな大切な情報、昨日教えて欲しかったわん。わたし、出張にはどんなに汚れてもいいように、黒のスーツを着ていくようにしてるんです。もちろん、今日だって!ま、でも、戻れない過去は振り返るまい。今日はミツバチとの融和をサブテーマに取材をすすめようじゃないか。
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かくして、わたしを乗せた凸凹のワゴン車は、今にも車輪が落ちそうな山道を登り、使い込んだ巣箱が並ぶ取材場所にたどり着くと、すでに大量のミツバチがブンブンと羽音をたててお待ちかね。早速、麦藁帽子を被り上半身をハチよけの網で覆い、さらにはゴム手袋をしてよし、これでほぼ完全防備、のハズ。刺さないでね!とミツバチに声をかけながら、この道何十年という経験を持つ青木さんの後について、なぜか抜き足さし足で巣箱に近づいていくと、巣箱の中には、4~5cm幅の木枠が置かれ、そこにはミツバチたちが正六角形の綺麗な部屋をつくっている最中。おぉ、見事な正六角形。ミツバチの寿命はおよそ3ヵ月、行動範囲は巣箱から半径1~2kmといわれているそうですが、花が咲き誇る時期には、いつも数倍頑張って、蜜を集めなければならないので、その間の寿命はいつもの3分の1にも縮んでしまうんだそうです。蜂蜜はまさにミツバチの血と汗と努力の結晶なんですね。

最初は、おっかなびっくりで遠目から巣箱を見ていたけど、身を粉にして働くミツバチをみていると、妙にかわいく思えてきちゃう。この日は、巣箱から蜜を取り出すことはしないとのことなので、この日の取材はこれで終わり。また、日を改めて採蜜の取材に伺うことにしました。


つづく。

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王さんの水餃子<その2>

「それじゃ、作るよ」という王さんの声について、水餃子の製造現場に向かい、早速作っていただくことにしました。美味しいものを作るには、しっかりと手抜きをしない下ごしらえから。食べたときの食感を良くするため、海老をバチンバチンと叩いたり、干しナマコや干し貝柱を水で戻すあん梅なんか、1つの作業にめちゃめちゃ労力をかけるのです。

餡は粗挽きのミンチに牡蠣油や醤油などの調味料を加え、アイテムによって海老やニラ、白菜などを程よいタイミングで入れて練っていくのですが、投入のタイミングや練り時間は、15種類ある水餃子の全てにおいて同じということはないのだそうです。
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でも何より驚いたのは、具材とほぼ同量のスープを餡の中に練り込んでいること。王さんの料理のベースとも言える『黄金のスープ』は、丸鶏と豚肉、さらには香味野菜を長時間かけて作るのですが、グラグラ煮立たせず、コトコトとじ~っくり旨みを抽出していくのです。王さんいわく、鶏がらや豚骨ではこんなに濃い旨みは出ないのだとか。それにガラを使わない分アクも少なく、浮いてきたアクはすぐにすくって捨てているから、濁りがない黄金色なんだそうです。確かに、間近で見てもきれいに澄んでいて、いかにも旨みが詰まってそう。水餃子の美味しさのわけはここにあるわけですな。

黄金のスープが練り込まれた餡を包むのは2年がかりで完成させたオリジナルの皮。これがまた凄くて、皮の両端を持って延ばしてみるとなんと30cmくらいまで延びてしまうんです。この弾力こそ王さんが2年かけて完成させたこだわりなのです。うーん。この餡とこの皮。この2つが揃ってはじめてあの食感と美味しさが生まれているんですね。取材当日も、出来上がった水餃子をいただいたのですが、つるりん、もっちり、ぷりぷりのじゅわぁぁ、、で、ホフホフ。 (^.^)

ごちそうさまでした!!
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王さんの水餃子<その1>

間違って北国に向かって移動したのかと思うほど、今日の神戸は手足がかじかみ顔がパキパキになるほど寒い。強い寒波が来ているなんて知らずに、薄着で来たわたしが甘かった。だけど、大丈夫。今日は水餃子の取材だから、帰る頃にはすっかり温まっているに違いない。では、急いでお店に向かいましょう。

生産者の王さんは、大阪では高名な高級中華料理店の総料理長まで務めた方で、腕のよさは立派なお墨付き。何しろ負けず嫌いの王さんは、人の何十倍も努力をして、技術を磨いていまだに磨き続けている方ですから、料理だって中途半端なものは出さないんです。

今回はその王さんが、日本で最初に作った「水餃子専門店」で水餃子の取材です。王さんの水餃子の存在を知ったのは約半年前。試食をして即、掲載の申し入れをしました。ホント、その美味しさにはビックリでした。しかしながら、最初の電話では「NO」。
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ヒャ~ッ。なんで??詳しく聞いてみると、自分の商品を紹介してもらうところには、直に会って話をしてからじゃないと嫌だ、ということ。もちろんですっ。こちらこそそこまで商品にこだわっていらっしゃるなら、すぐにでも神戸に伺いましょう、、、、ということで一路神戸へ。最初からじっくりと説明をして、結果、快諾していただけた、という次第です。ふぅぅ、よかったよかった。

さてさて、それでもって王さんが作る水餃子ってどんなの?ってことになりますが、詳細は来週に譲るとして今週は大きな特長をご紹介しましょう。王さんの水餃子は”たれ”が必要ない餃子なんです。・・・・というより、たれはつけちゃダメ!

だって、この水餃子の餡はあ・ま・り・にもジューシー。その溢れんばかりの旨みをストレートに味わうためにはポン酢だろうとラー油だろうと、味をプラスするものは一切不要。あ、いや、付けてもいいんですけどね、2個目から何もつけないで食べることになると思いますよ。きっと。


つづく。
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斗瓶囲い<その2>

酒蔵の取材の最中、蔵の責任者の方から「いのくちさん、お酒好きでしょ!」と言われ、素直に「ハイッ」と答えると、杜氏さんに混じって利き酒に参加させてくれるとのこと。うれしいなー。でも「好きですか?」でも「好きでしょ?」でもなく、断定的な表現でわたしが酒好きだというのを見抜かれてしまったとは、わたしったらそんなに酒好きオーラを出していたのかしらん?確かに、毎日飲んではいるけど。。。。。

この日は、斗瓶囲いを搾る日ではなかったのですが、同じ方法で搾っている大吟醸を利き酒させてくれるとのこと。大吟醸に加える醸造用アルコールの量を決めるための利き酒なんだそうです。机の上には微妙に添加量を変えた大吟醸が4つ並べられそれぞれを順に利き酒していくものでした。慈しみながら仕込んだ酒の出来が決まるわけですから、そりゃもう真剣勝負です。(斗瓶囲いは、純米大吟醸なので醸造用アルコールは添加してません)

利き酒のやり方はお酒を口に含み、うつむき加減のまま少しずつ空気を吸い込むようにして鼻に抜けるお酒の香りを確かめ、味のバランスをみたあとにお酒を吐器に出していきます。まずは、この道40年の杜氏さんが手前から一つずつ利き酒をしていったのですが、プロの風格というんでしょうか、その姿はまさに堂に入っていて、絵になる。こんなプロのなかに混じって利き酒できるなんて幸せだわ。

そしていよいよ、わたしの番。ホントに微妙な違いだからね、というアドバイスを受けながら、まずは、左のグラスから口に含んで味と香りを確かめてみました。なるほど、芳醇。で、次。お、これも芳醇。で、次。た、たしかにビミョーな違いだわ。このビミョーな違いを判断して、味を決めるのはかなり至難の技だよぅ。あのー、すみませーん。もう一回利き酒してもいいですか? (^^;
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結局、杜氏さんの希望でもう一度違う分量のアルコールを加えたものをいくつか並べ、再度チャレンジ。結果、「これでいこう。」と今年の味が決まると同時に、蔵に控えていた蔵男(くらおとこ)たちが、一斉にもろみを袋に詰めていき、それを竹に縛って吊るしはじめました。ポッタッ、、、ポッタッと袋から落ちていくしずくは最初乳白色でその後、透明に変化していくと共に、多少、酸を感じる芳醇な香りが、かすかに蔵に広がり、非常にいい心地。「せっかくだから、この『あら走り』を試飲していく?」といわれ、断るはずは、ありゃしませんがね。 (^.^) オススメですよ!「斗瓶囲い」。味わいは大吟醸らしく深く繊細で、芳醇。瓶もかわいい。
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純米大吟醸「斗瓶囲い」

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斗瓶囲い<その1

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いやぁ待った、待った。待ちましたよ!何を待ったって、今日のこの取材です。2001年3月、大吟醸酒「斗瓶囲い」の取材の申し込みをしたとき、「あら~。ちょっと遅かったね~。今年最後の搾りが先週で終わっちゃったんだよ。」という、酒蔵からの返事。来年かぁ、、、来年だ、、、。一瞬がっかりしたけど、来年こそは必ず「袋吊り」を取材するぞぉ。おぉ。・・・・と心に決めてやっと迎えたこの日。なんちゅうかなぁ、やっと待ちわびた人に会えるときの気持ちってこういう感じなのかなぁ。

袋吊りというのは、仕込んだもろみ(酒)を厚布に入れて吊り下げ、ポタポタと落ちる、そのしずくだけを集める搾り方で、機械でギューッと搾るのとは違って、限りなく繊細で雑味がなく、それはそれは芳醇なお酒なのであります。

この日の酒蔵は、寒仕込みの追い込みとあって慌しかったけど、蒸し、麹室、発酵蔵、それぞれの現場で汗を流す職人さんは、みんな機敏で威勢良くって、きりっと張りつめた空気が気持ちよい。こういう取材は、見ているだけでも気が引き締まるなぁ。

仙台藩伊達家の御用酒蔵だったという、長い歴史を持つ蔵のなかを案内してくれたのは、蔵の責任者の方で当然のことながら日本酒のプロ。米を蒸すところから熟成させて出荷するところまで、とても丁寧に教えていただきました。そのうえ、当日搾る大吟醸の辛さを決めるための「利き酒」まで杜氏さんたちに混じって参加させていただきました。


つづく。
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ごま摺り団子

前職の看護婦時代の若かりし頃、患者さんたちから時折、差し入れをいただくことがありました。おせんべいやクッキーなどのお菓子をたくさんいただいて、今思い出しても、有難かったですね。

そのなかでも、わたしが明確に覚えている「お気に入り」のひとつが、「ごま摺り団子」だったんです。当時、甘いものに目がなかったわたしは、その美味しさの虜になり、夜勤の休憩時間の度にバクバク食べてしまって、日勤のスタッフにヒンシュクをかった記憶があるくらい。実は、「セコムの食」のスタッフになったとき、『何かオススメの商品ある?』と聞かれて、すぐに思いついた商品のひとつが、このごま摺り団子なんですな。もちろん、張り切って現地取材に行きました。
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ごま摺り団子は機械製造なので、一見、簡単に作られているようでしたが、考案から商品化に至るまでは、かなりのご苦労があったのだとか。何しろ約100年の歴史を持つ老舗の和菓子屋さんですから、こだわり方もとっても深いのです。なんてったってひとくちでパクリと食べられちゃうし、ごまだれのコクと砂糖の甘みのバランスがなんともよろしくて、ゴマ好きの心を捉えて離さないんですよね。「オレ、甘いのダメだから」という男性にもかなり好評だったし、冷凍で届くから、ひとつでもふたつでも食べたいときに解凍すれば、冷凍庫に残りがある限りは、いつでも一口大の至福にありつけるのです。おそらく一度食べた方なら、「やめられない止まらない」気持ちがわかっていただけると思います。(^.^) まだ食べてない方、食べておいた方がいいですよ。
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ごま摺り團子 Aセット
ごま摺り團子 Bセット

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わらづと納豆

いつもは原宿で下車するところを、そのまま乗り越し新宿経由で京王線沿線へ。今日は都内で、すっごい納豆の取材です。

実はわたし、納豆不毛の地といわれる九州育ちなんですけど、納豆にはかなりウルサイつもり。でも、この納豆に出会って、包装をとって中身をみて香りが漂ってきた瞬間に「こ、これはただもんじゃない!」と確信。いや、冗談じゃなく、それくらい素晴らしい納豆なんです。大の納豆好きを自認する「セコムの食」のフードコーディネーターの方も、大大大絶賛していましたから、間違いない。

で、そんなにすごい納豆って、どんなの?
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わらで発酵させた納豆が美味しいというのは、よく言われることですが、この納豆は、そのわらで作っているんです。だけど、わらで作るといっても、外はわらで巻いてはあるけれど、中をあけたらビニールで覆われてた・・・という街角で見かけるようなものではなく、本当にわらのなかに大豆を直接入れて発酵させているんです。正真正銘の藁苞(わらづと)なんだな。

その納豆を作っている生産者の遊作さんは、唯一納豆のみに人生をかけ、大豆の選定から蒸し方、納豆菌の研究、発酵のさせ方に至るまで、徹底したこだわりでつくっていらっしゃいました。

わらをあけて、納豆の姿がみえたとたんに広がる香ばしく十分に熟成された納豆ならではの、あの香りは、納豆好きなら、泣いて喜ぶはず。小粒納豆に最適といわれる茨城県産の大豆を使っているので、納豆そのものの美味しさだって、わたしが毎日食べていたものとは、えらく違います。納豆好きには、ぜひとも食べていただきたい逸品です。
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吉野本葛うどん

「いのくちさん、会社への連絡は大丈夫ですか?そろそろ携帯の電波が圏外になりますよ。」と教えられて間もなく、「圏外」に突入。今日は、奈良県吉野の山の奥の奥の奥。確かにここじゃぁ、携帯はつながらんと思う。だけど稀に見る素晴らしいところです。周りには、吉野川の源流だと教えられた「投石の滝」以外に音はなく、滝のまわりには、見るからに樹齢1000年を既に越えた杉の木が、この山を護る神のように天に向かって伸びていました。滝から流れだす川には魚が泳ぎ、手入れの行き届いた木立のなかで、なにげなく空を見上げると、まぁ、なんだか日本昔話の世界に迷い込んだ感じ。こんなところには、携帯電話なんて必要ないんでしょうね。
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そして、今日の取材先は、その木立の間にひっそりと佇む麺工房。ここでは、「これより先に民家はないから、汚される心配がない」清水と国産小麦、それに地元吉野が誇る、ある名産品を使って、約3日をかけて手延べ麺が作られています。夕方に仕込んで、深夜までねかせた生地は、最初使い古した綿布団のようにずっしりと分厚いのですが、気長に気長に、その日の天候と麺の具合を見ながら、最後には、直径5mm程のうどん、1mmにも満たない素麺に仕上げるんです。

人里離れた山奥の夜は、独特の静けさがあり、冷え込みもかなり厳しい。でも、この寒さが麺作りにはいいのよね。深夜であろうが、殆ど寝てなかろうが、美味しい麺を作るところが見れればわたしはそれで本望よ。

この工房では数種類の麺を作っているのですが、「セコムの食」でご紹介するのは、吉野本葛を練りこんだ麺。吉野本葛は、その気品ある細やかさゆえに他で採れた葛よりも市場価値が高いのですが、そのなかでも皇室御用達という由緒正しい葛粉を使用して、完成させた麺は、他にはないツルツルののど越しと、コシの強さが自慢。いろんな取材をしているなかで、食品というのは、作り手の性格がそのまま反映されるなぁと常々思っているのですが、この麺は、すごく繊細で奇をてらったところを感じないんですよね。工房で熱心に麺を延ばしたり、捌いたり、干したりされている職人さんたちを見ていて、なんだか納得しちゃいました。
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こだわりの薄皮餃子<その2>

うちの会社の来客ブースで、かくも美味しく焼かれた餃子、その名は「こだわりの薄皮餃子」。一見、なんの変哲もない色、形なんですが、食べてみると美味しさで5個や10個はあっという間に食べてしまっちゃうのよね。この餃子の旨さの秘密は、なんといっても独自に漬け込んだ熟成ニンニクでございますよね~、熟成ニンニク!これは、青森産のニンニクを清酒に漬け込んで毎日しっかりと上から下まで攪拌して味をなじませてねかせること一年以上。完成した熟成ニンニクは、味も香りもとってもまろやかで複雑。食べると確かにニンニクの味なんだけど、いつものニンニクには感じられない「奥行き」があるのです。

そして、もうひとつの自慢は、特注の薄皮。カリッと焼くためには、この薄皮は欠かせない!と生産者の地藤さんが研究に研究を重ねて完成させた、汗と努力の薄皮なのだそうです。細かく刻んで甘みを引き出したキャベツや葱やニラの甘さが、余分な脂を削ぎ落としてさっぱりとした豚肉の旨みと絡み合いそこに練りこまれる熟成ニンニク。そしてそれを包むパリパリのごく薄皮。旨くないはず、ないよねぇ。はいはい。
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では、この餃子を焼いていきましょう。まず、フライパン(蓋つき)を熱して油を薄く引きます。(テフロン加工なら引かなくてもよいと思います)そこに、冷凍庫から出したばかりの薄皮餃子を凍ったまま食べたい分だけフライパンにのせます。そして水を80mlほどいれて、蓋をします。ジュバー、シュワシュワ~という音を確認しながら、強火で3分ほどおいて蓋をあけると、水分がほとんど飛んでなくなっているはず。飛んでなければ、水が少々多かったってこと。次回、気をつけて。そこに、油を引いて今度は中火で焦げ目をつけながら2分ほど焼いて完成!なぁ~んて簡単に焼けちゃうのかしら!そしておいしそ~。
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こだわりの薄皮餃子<その1>

来週から続く出張の前に、と思ってデスクワークをしていたところ、1階から来客を知らせる電話が。「ちょっと遅くなりましたが、新年のご挨拶をと思いまして」と、いらっしゃったのは、こだわりの薄皮餃子を作っている生産者の方。どうも、どうも。わざわざすみませんですぅ。m(__)mといっていろいろお話しているうちに、ついつい思い出してしまったんです!この生産者の方が、1番最初に会社に来てくれたときのことを。
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遡ること、約3年前。とある所で、この薄皮餃子を見つけて試食したところ、にんにくが程よく効いていて、とーっても美味しかったので、早速生産者に連絡をしてみたんですね。そして掲載が決まると、生産者の方のほうからまずセコムを訪ねてくるとおっしゃったんです。で、来社された当日。いつもはわたしたちから最初に伺うのに、恐縮だなぁと思いながら来客用のオープンスペースに行くと、でっかい荷物をもって立っている二人連れ。あの方々に間違いなさそうだけど、あの荷物は・・・はて、なんやろか?すると、ご挨拶をしたと同時に、いきなりその荷物を空けて素早くコンセントを見つけると、餃子を焼き始められたんです!わたしが止める間なんて全くないほどに素早い動きで!

いや、あの、ち、ちょっと、、、ここは来客スペースでしてね、、、他のお客様もたくさんいるし、、、そんな、、、えっと、、、美味しいのは、この前の試食会で十分わかっていますから、、、いやホント、、、ホントに、、、大丈夫ですからぁ、、、なにも、、、、なにもここで焼かなくても~

しかしおじさんは、そんなわたしの慌てぶりなんて意にも介せず餃子を、焼く!焼く!焼く!あ~れ~、ニンニクの香りがぁ、、、ひ、広がっていくぅ~。それも、こんなお昼前の時間にぃぃぃ、、、隣で商談しているエライさんたちも、、、こっちみてるよ~ ぎゃ~っ!おじさんは美味しそうに焼きあげた餃子を、持参した容器に移し、お箸と一緒にわたしの前において、自信たっぷりに「どうぞ!」(^.^)わたくし、あれだけ周囲の注目を集めながら、餃子を食べたのはあとにも先にも、あのときが初めてでございます。

今、思い出しても、さすがに二度と経験したくないなぁ(^^;と思うけど、あの日のおじさんの熱意は、商品に対する思い入れが強いからであって中途半端な人なら、あんなことしてくれませんもんね。初登場から3年くらい経っているけど、いまだに根強い人気があるのもひとえに、おじさんのパワーの賜物だと思いますよ。「こだわりの薄皮餃子」は、名前の通り薄い皮のなかに、食感の良い豚肉やニラ、そして長期熟成させてまろやかなコクを持つ具をつめこんだもの。

つづく。
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揚立屋のさつま揚げ

取材で全国の空港を利用していますが、鹿児島空港ほど太っ腹の空港は、他にはないと思う。何が太っ腹かって、空港内の売店で、試食させてくれる種類と量がハンパじゃない!いや、ホントすっごいんですよ。初めて空港の売店群を見たときには、目がテン。こりゃ~、まいった!みなさんに代わって美味しいものを探す旅人のわたくしとしては、全部食べずに帰れるわけがない。売店のおばちゃんの冷たい視線と目を合わせないようにしながら、そりゃもうすごい量の試食を敢行。おまんじゅう、ケーキ、鶏の炭火焼、さつま揚げ、焼豚、スイートポテト、焼酎、日本酒、チョコレート、お漬物。食べられるものはぜーんぶ、端から端まで、もう、仕事じゃなきゃ、あんな量食べたくない!というくらい。そして、ほとんどの売店の試食品を食べつづけ、諦めかけたそのとき、「こ、こ、こ、これや!」という感動の出会いを果たしたのが、さつま揚げだったのです。
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いつも、こんな簡単に美味しいものは発掘できないんだけど、これも、胃袋がはちきれそうなくらい頑張ったご褒美なんやろな。早速、「おばちゃん、これ東京に送りたいんやけど。」と商品を会社に直送し、スタッフと試食。全員一致の「旨い!」で即決となり、原材料も問題なし。空港以外のさつま揚げもずい分試食したあとも、このさつま揚げの美味しさをさらに実感。そこで生産者へ「セコムの食」カタログへの掲載を打診。その後、現地を取材して、ご紹介するまでに至ったのです。ほとんどの商品は、このような流れで掲載をしています。

このさつま揚げの特徴は、ふわふわした食感と噛むとじわ~っと広がる練り製品ならではの旨み。美味しさの秘密は、練り製品では高級とされる魚である「エソ」を中心として、常時3種類から5種類の魚を厳選して使用していること。もちろん厳選した鮮魚だけで。お届け後、冷凍していただければ1ヵ月は日持ちがしますし、解凍して食べてたって、自慢じゃないけどとーっても美味しい!お客様からのアンケートでは、チーズ入りが人気だけど、個人的には、キクラゲが練り込んであるものを、ちょっとだけ火で炙って、表面がカリッとなったその上に、チラチラっと生醤油をたらして、ほんの少ーしワサビを添えて食べるのが好き。ん~~、誰か日本酒持ってきてちょうだい!

カタログには、紙箱入りと木箱入りをご紹介していますが、自宅用なら、もちろん紙箱入りの方で十分です!
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揚立屋のさつま揚げ(紙箱入り)
揚立屋のさつま揚げ(木箱入り)

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